セイコーのストップウォッチからラップボタンの引き出し改造の依頼がありました。

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依頼主は黒いバイクさん。
先日の富士のエリアの際に”ラップスイッチは簡単に外付け出来るか?”と質問されていました。
半田付けさえ出来れば出来るよ… なんて答えたのですが、先日問い合わせがあり、黒いバイクさんやって見たけどどうにもパターンが解らなくて問い合わせが来ました。
ちょっと難しそうだったのと、ついでにもう一個 ogawa634 さん用も作る事になってるんで、nao の工作で良ければ一緒にやりますよと言う事で送って貰いました。

で、早速解体。
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先日作業した長野県民さんの時計とまったく同じですね。
これは基板のパターン同士が接近していて、半田付けをする箇所が小さくて結構厄介です。

まずはラップボタンの基板上の位置ですが、上部に纏まっています、サービスホールもそこにあります。
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配線は送った物を使ってくれとの事でしたが、ちょっと作業性が悪いんで長さを合わせた手持ちのツイストペアに置き換えちゃいました。

で、このツイストペア配線はおよそ AWG23 の太さ 0.65mmmm 程度。
これでは太すぎて基板上のパターンには割り込めないので、まずは基板上には AWG33 程度の 0.2mm ラッピング用単線で割り込み、それに先程のツイストペアを半田付けして外に引き出します。
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ラッピング線では強度が足りないんで、あくまでもパターンからの取り出し用です。
これで回路上は成立しました!


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引き出しは多くの方は裏蓋に穴を開けて引き出していますが。それだと電池交換の時に厄介なので nao は本体の横を削ってそこから引き出します。
画像は施行前ですが、勿論防水用にシリコンを塗って、半田付け部分も動くと断線してしまうのでシリコンで接着します。

とりあえず機能チェックしてOK!
あとはシリコンが乾いたら組み立ててスイッチを半田付けして終了です。