先日の富士で以前 nao が製作した勝手にらっぷ君が作動しないという報告を受けました。


完動しているさかいさんと同じ送信機を使って見ても全く作動せず。
前回菅生では問題無く稼動したと報告を受けたのですが…

ピットで nao がチェックすると、赤外線受光センサーの取り付けに問題があり、指摘したのですが、構造上このようにしか付けられない、指定の通りに付けようとすると配線に問題が出る…との事でした。
その問題も回避する事は出来る問題だったのですが、本人は以後は P-LAP を使うので、もう今年は菅生には行かないしらっぷ君は不要との事でした。

結局お役御免で取り外されてしまいました。
また来年必要なので、直れば来年菅生で使うので修理して下さいと。


本体をチェックしましたが、やはり故障は無いので赤外線センサーの取り付け不具合だと思うのですが、nao が張り付いて世話している訳でもないので、GP125 と 250 なら経験がありますが 600 の車体でどう影響が出るのか?というのも手元に 600 が無い以上は nao には予測が付きません。
繰り返し対策修正後に作動チェックして貰えれば対策も可能でしょうが、もう来年まで使わないとなると
原因不明な物に対しての対策は大変困難です。

年一回の菅生しか必要無いと言う事であれば、客観的に考えて nao が請求するらっぷ君の制作材料費は高いです。
元々低予算で、一部 nao の手持ち部品を提供して安く作ったりストップウォッチも壊れているのを修理して作ったりしていたのですが、年一回と考えれば nao が要求する材料代ですら高いです。
ここでは材料代は公開しませんが。

年一回の菅生であれば、nao は菅生を走らないから必要なら nao RS で動作確認取れている装置一式を貸してあげるとの結論に至り(これで動かなければあとは取り付け方法やその他の問題で本体の故障では無いのが確定)、本来ならば今回の富士で材料代徴収の筈でしたが、それは無くなり結局らっぷ君は返品となりました。

動かずに返品という事実に結構ガックリ来ていたのですがそれに追い討ちを掛けて材料代も自腹になったので痛いな~と凹んでいたのですが…

捨てる神あれば拾う神あり。

某125選手がデーターロガー対応版でらっぷ君を一式作ってくれないか?と。
この選手には大変お世話になっているし、こんなメンドクサイの普通なら断りますが問題無しです!
125 なら RS も TZ もどうやれば作動させられるか?というデーターもバッチリ持っていますし。
製作を引き受けました。
引き受けたは良いが作るの大変だ~と思っていた矢先にこの出来事です。


当然、再利用です(笑)
送信機は何の問題も無い、むしろよく出来ているのが解っていますので、このまま提供。
受信機はらっぷ君対応への改造と、念の為再チェック。

いや、折角作ったのが無駄にならなくて良かった。
材料代丸損というのも残念は残念ですが、それよりももっと大きいのは実はメンタル面なんです。
気持ちの問題ですが、丸4日とか掛けて一生懸命作った物が、使われる事無く放置されるのは製作者としてはかなり辛いです。
実は動かないからと外された時は完動品を提供できなかった自分のふがいなさもあり例え様も無いくらい悲しかったのですが、使って貰えそう?な事実にちょっと凸りました。

今度はバッチリ作動させますよ!気合入れて再チェックからスタートです。