長らく連載の続いたリアサス調整レンチ編完結です。

リアフェンダーが邪魔で市販のフックレンチがうまく掛からず調整に四苦八苦していたリアサスのイニシャル調整ですが、ようやくスペシャル工具が出来上がりました。

コレです、物は上の物で TZ純正のリアサス調整レンチを改造した物です。
ちなみに下の新品が TZ用です。
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TZ は新車を買うと付属品として”スペシャルスパナ”なるリアサスのイニシャル調整ナットを2本爪で咥えて回すレンチが付いてくるのですが、これを RS用に入手して改造しました。
ま、入手が大変だったのですが…


TZ用のこのレンチを RS に使うためにはまずは口幅を詰めなくてはなりません。
RS より TZ の方が大きいリングナットなので(確か TZ=85mm で RS=75mm)そのままでは口幅が広すぎて RS のリングナットを咥えてくれません。
ではどうするか?
まずは詰め幅を大体割り出しておいて…

気合一発1ポンドハンマーアタックです!

詰め過ぎると取り返しが付かない恐れもあるので慎重に、慎重に引っ叩いて行きます。
大体良いところが出てきたかな?もう一発…といった所で…ま、色気をだすとこういう事になるのが多いんですけど。

やはりやりすぎてしまいました…

マイッタなあ、詰める分にはハンマーで叩けば良いけど広げるのは大変だぞ…鎖骨の件もあって左手は添えるくらいしか出来ないのでどえらい苦労したけど何とかメガネレンチ2本でテコにして広げ直す事に成功。
無事良い所が出ました、良かった~

で、どのくらい詰まったかというと…
TZサイズが口幅43mmに対して…
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RSサイズが口幅38mmでジャスト!
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どのくらい爪幅が違うかと言うと、重ねるとこんな感じです。
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あとは持ち手の部分がフェンダーをかわす様に角度を調整して出来上がり!
今回材料としたレンチは、前回アウトランさんで譲って頂いた物ではなく、nao TZ の付属品として付いてきたスペシャルスパナです。
これは以前、角度の付いた持ち手を TZ で使い易いようにフラットに伸ばした物です。
角度の付いた純正そのままの物を RS 用にするのはリザーバータンクに持ち手が当たるしフェンダーにも当たるのでちょっと無理があったので、伸ばす手間を考えて元々伸ばしてある方を材料にしました。
ちなみに TZ は勿論角度が付いていても使えます、伸びていた方が楽ですけど。

使って見るとこんな感じ。
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う~ん、バッチリです。
力を掛けても外れません。
あまりに良く出来たので無用に何回転も回して試しと称して遊んでました(笑)