先日さかいさんに依頼を受けた らっぷ君送信機の逆接続による破損プロテクト化と、サイクルメーターへのコネクター追加。

実はこれらとは別に、とある依頼を請け負っておりました。
それは…
01チャンバー中古の入手でした、無事成功!
ヤフオクで所望のブツを発見、無事落札したのでそれと纏めて工作関係の物も発送しますね~なんて言ってあったのですが…
チャンバーは入手したけど肝心の工作物がまったく手付かず…

と言うワケで、追い詰められないと作業に集中できない自分の本領が発揮される時が来ました(笑)

昨日ヘルメットを抱えて満員の急行電車に乗れず各駅停車でゆっくり帰って来た後、メシの支度をする嫁さんに挨拶だけして玄関入ってそのまま工作室に篭り作業開始。

まずはらっぷ君送信機。

なんて事無くサクッと終了。
5V レギュレーターの 7805 の入力側に 1N4004 のダイオードを追加して逆接続だと 7805 に電流が流れないようにしただけです。

ざっと分解して基板状態まで持っていったら、赤外LED基板とマザー基板とに分離。
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基板パターン面の VCC2(+12v電源) から 5V3端子レギュレター7805への入力ラインを外します。
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後は基板の部品面からダイオードを方向に注意して装着して半田付けしてラインを接合。
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赤外LED基板の直下に配置したのでクリアランスが心配だったけど、無事に赤外LED基板とマザーのドッキングが成功、発光テストOK!完了です。
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ちなみに、これは前回作った送信機との発光比較… やはり新たに採用した LED はメチャ明るい。
テスト結果が良好なら今後はコレに変更しようかな…
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次はサイクルメーター


文章にすると配線切ってコネクター入れただけ。
でもコレが実はトンでもなく難しかったりする。

理由は配線が AWG22 程度の髪の毛よりちょっと太い程度の配線で、しかも寄り線。
おまけに強度確保の為に芯線に糸が巻き込んであるので、この糸を除去しないと半田が乗りません。
無視して半田付けようとすると芯の糸が解けて半田を弾いてしまいます。

なので丁寧に被服を向いて同軸シールドを分離して芯線とグランドラインとに分離。
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芯線からピンセットと精密ニッパーで糸を一本ずつ除去して配線を半田メッキ。
ヒシチューブを通して絶縁と加工部分の強度確保。
コネクターピンをカシメて半田付けしてハウジングに組み込み。
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さらに配線が折れ難い様に太目のヒシチューブで保護して完成!これを2工程実施して…出来ました。
非常に細い線なので、加工中に断線やショートが心配なので、部屋に保管してある TZ125 に装着してテストしてみました… 良好!
この加工が実は一番心配だったので一発成功で本当に良かった。
ちなみに自分の RS は2,3回失敗してます、一度完成したのが壊れた事は無いので、やはり作業中に細い線を千切ったりショートさせている模様です…ルーペ見ながらチェックですから神経使いますね。
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これらを纏めて発送!

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入手したチャンバーと加工物、バッテリーバンド用のオーリングを一緒に梱包して発送して完了でした。