ごきげんさまです。

やましたひでこ公認

断捨離®︎トレーナーの

よしながなおみです。

今日もお立ち寄りいただき

ありがとうございます。

今朝はいつもより1時間遅く

散歩に出かけました。

曇りの日は日の出の時間を

気にしなくて良いのです。

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昨日の京都芸術大学の日本芸能史の講義は

現代美術作家のやなぎみわさんのお話

テーマは「定着と流動」でした。

ご自身の創作活動のお話を伺いました。

2〜3日前まで７週間台湾の製鉄所に滞在し

鉄の作品を作っていたとか。

出発する前には、鉄の神様である

金屋子神社に御詣りされたという話から。

島根県の古代製鉄のお話から始まりました。

鉧（けら）の中から鉄を取り出し

玉鋼で日本刀を作っていたとか。

先日観劇したヤマトタケルに出てきた

倭姫から渡された天叢雲剣とも

繋がる感じがします。

台湾の製鉄所には世界中から

鉄の入った製品が堆積され

堆く幾つもの山ができていたそうです。

まるでゴミの山だったと。

そのゴミの山を見て

これ以上「モノ」を創る必要があるのかと思い、

モノではなく文学が必要だと思ったそうです。

パウル・クレーの「新しい天使」という絵に対して

ヴァルター・ベンヤミンが書いた

歴史の概念についての一節

「新しい天使」と題されたクレーの絵がある。そこには一人の天使が描かれていて、その姿は、じっと見つめている何かから今にも遠ざかろうとしているかのようだ。その眼はかっと開き、口は開いていて、翼は広げられている。歴史の天使は、このような姿をしているにちがいない。彼は顔を過去へ向けている。私たちには出来事の連鎖が見えるところに、彼はひたすら破局だけを見るのだ。その破局は、瓦礫の上に瓦礫をひっきりなしに積み重ね、それを彼の足元に投げつけている。彼はきっと、なろうことならそこに留まり、死者たちを目覚めさせ、破壊されたものを寄せ集めて繫ぎ合わせたいのだろう。だが、楽園からは嵐が吹きつけていて、その風が彼の翼に孕まれている。しかも、嵐のあまりの激しさに、天使はもう翼を閉じることができない。この嵐が彼を、彼が背を向けている未来へと抗いがたく追い立てていき、そのあいだにも彼の眼の前では、瓦礫が積み上がって天にも届かんばかりだ。私たちが進歩と呼んでいるのは、この嵐である。