子供の時、幼稚園とか保育園とかで、「お友達と仲良くしましょう」って、みんな言われて育っていると思う。
そもそも「お友達」というのは「自分とは違う存在」で、こういうことをすると嫌だと感じる人、悲しいと感じる人がいるんだなぁということ、そして、世界には、どうやら「自分とは違う人」というのがいるらしい、ということを、子供なりの目線でぼんやり学んで、成長していくんじゃないかと思う。
で、こと大人の世界のダイバシティに目をやってみると、会社のビジョンとかあり方みたいに大きく掲げているからすごい話みたいな感じがするけど、ふたを開けてみると、さっきの子供の話と、本質的には大差ない話なんじゃないかと思う。
結局、女性活躍推進だ、障害者雇用だと言っていても、「自分とは違うところのあるお友達と、仲良く出来ますか?」ということを、ただシンプルに問われているということなんじゃないのかな。
障害者手帳がある人を雇用して雇用率が何%ですという話だけだと、あまりにダイバシティの了見が狭くてもったいない感じさえする。そういう、会社のパフォーマンス的な話ではなくて、「自分とは違う他者というリソースをお借りして、あなたは、あなたの会社は、どんなふうに成長していきますか?」ということを問われ、真摯に考える気がありますかっていう、そういうはなしなんじゃないかと思う。
