5年経過の寛解と今の思い
2019年9月に直腸癌の手術(ISR)を行ってから今年の9月で5年が経過し、いわゆる寛解を迎えました。「ステージ3a」だったので、転移や再発を恐れていましたが幸い今まで無くこれました。これは担当医のお陰でもあるでしょうしまた「運」も大きいでしょうし人それぞれの病状であるのだと思います。実際私より低いステージの方が、転移や再発されているのを聞くと私の当時の病院受診は「紙一重」「ぎりぎり」だったのだと振り返ると思います。当時48歳だった私は週末に趣味のサーフィンを普通に楽しんでおり自覚症状もなく日常を送っていたので検査結果は「マサカ」でした。早かったですね。5年。過去5年間から現在までは、後遺症や合併症がなかなか大変でした。当然、イレオストミー(回腸人口肛門)となり3年間の人口肛門生活。人口肛門を閉鎖後は、お待ちかねの「排便障害」の毎日。肛門からは腸管粘膜脱で3回の手術。その結果、肛門が狭窄気味で少しお腹が張り気味で、最近すこし違和感が増してます。粘膜脱も再発がありそうですが、今はなんとか。。まだ現在は永久人口肛門に切り替えようとは思わないですが、ある年齢になったらしてもいいかなとは思います。後は今後のお腹や肛門の状態にもよるでしょうね。こう思うと、私は健常者ではないのだなーと思います。当時からの仕事も変えず来れておりますがなかなか排便障害を抱えながらの仕事つまり、トイレ事情があり大変ではあります。(突然のトイレ・1回が長い・何度も行く)幸い仕事の最中は、あまり来ない事が多く助かってはいますが、当然来るときはあり周囲への気遣いとか、職場への申し訳なさとか。私がラッキーなのは、マイカー通勤なところです。排泄タイミングは、夕方から夜がかなり多く、かなりの度合いで帰宅中にやって来ます。これ、電車通勤だったら「無理」です。。通勤距離が非常に長く、朝出てから帰宅までの時間は非常に長く体に負担がかかり辞めたいと思う事もありますが私のハンデーを考えると、なかなか他に仕事がないな…と行きつきます。そこそこ長くいる会社なので、私の仕事の実績もあるし、また勤めながら病気になった部分など私の病気へのある程度の「理解」は得られているとは思います。なかなかこの歳で、このハンデーを背負っての転職や、リセットして「ゼロ」からのスタートは踏み出せない。でも排便障害を抱えながら出来る仕事はないか?などは常に考えています。自宅での仕事…収入面を考えてもあまり望めないし。息子は小学生なので、まだまだ稼がないとならないし、妻も仕事と育児で大変…まーそうこう考えると、今の会社でやっていける事が、一番の策って事になるような。あと精神的な所ですね。歳とともに弱気になるといいますが、最近わかります(笑)記憶力や体力も低下するし、老眼になって見ずらいし…相まってさらに色々あるので…さらに、コレステロール値や血圧など気になる数値が上がっております…目まいのメニエール病まで…5年生存率はクリアーし寛解となりました。10年生存率ってのもありますがね。10年後かー、いくつだろう!なんか毎日の生活に追われ、あまり考えられないですねー(笑)