パンと歯ブラシがキッチンで偶然出会った。
パン:「おい、 歯ブラシ! 最近どう? 調子いい」
歯ブラシ:「まあまあだね、 でも、 朝から夜までずっと歯磨きさせられて、 正直ヘトヘトだよ、 そっちはどう」
パン:「俺か? 俺は常にみんなにかじられてるから、 消耗が激しいんだよ、 お前もかじられる苦しみ、 わかるだろ」
歯ブラシ:「いやいや、 俺は磨かれるだけだよ、 かじられるなんて恐ろしいこと、 想像したくもない! しかもお前、 バターとかジャムまで塗られるじゃん! あれって快感」
パン:「快感? バターはいいけど、 ジャムはベトベトしてつらいよ、 お前はどうなんだ? あのミント味の歯磨き粉キツくない」
歯ブラシ:「うん、 ミントは強烈だね、 特に冬は寒さが倍増する感じだよ、 あと、 あの歯磨き粉、 泡がすごいから、 すぐに泡だらけになるんだガーン! 」
パン:「それは大変だな、 ところで、 俺たちってさ、 どっちが重要だと思う? お前は健康、 俺は腹を満たす、どっちも捨てがたいよな」
歯ブラシ:「確かに! でもさ、 パンがなかったらエネルギー出ないから歯も磨けないし、 歯がなかったらお前も食べられない、 結局、 俺たちって完璧なチーム 」
パン:「まさかのチーム結成か! じゃあ、 次はバター塗りつつ、 磨きにいくかフフッ! 」
歯ブラシ:「いやいや、 混ざったら大変なことになるぞウワッ! 」
二人は笑い合いながら、それぞれの役割に戻った🍞🪥「完」