ずっとフィレンツェネタが続いていましたが、今日はローマのネタです。
ローマの人はイタリアの中でも陽気度は高い方だと思います。日本で言ったら、大阪のノリに近いような感じですかね。
その分(?)、所作はがさつです。でも、日本人から見たら、イタリア人ってほぼ100パーセント所作はがさつかもしれないですね。少なくとも、所作に優雅さを感じることはゼロに近いです。
しかし、先日ローマで見かけたミラネーゼは、明らかに違った!
友人のブティックに遊びに行って、ベラベラ話していたところ、あるカップルが店に入ってきました。女性は全身グレーで、濃淡の使い方がオシャレな感じ。男性は白シャツにサイズのぴったり合ったスーツをノーネクタイでこなし、靴は、上質さが一目でわかるような代物。明らかに、他の客とは違うオーラを醸し出していた2人・・・。
もちろんローマの人だって、オシャレだったり、上質の物を身に着けていたりするけど、この2人を特別に見せていたのは、
身のこなしの優雅さ
ですね。文章で説明するのは難しいですが、1つ1つの物腰がゆったりして、上品だったんです。この2人を見て初めて、気が付いたこと。それは、
ローマの人たちって、がさつだったんだ!
てこと。
その女性は何点か服を試着していましたが、男性に「どう?」と聞くのも、ローマの人には見られない、コケティッシュな感じが!いいねー(もはやオヤジか)!
男性も、いかにもイヤミなく、ぼく彼女にベタぼれなんですよねって感じで、「ここをこうした方が似合うよ」と鏡の前で服を見てあげたり。知的で上品そうなところが、いい!(個人的に好みだっただけかしら)
友人との会話で、彼らはミラネーゼだとわかりました。
ミラノに旅行に行ったときは、特に感じなかったけど、やはりローマだけに彼らの優雅さが際立ったんでしょう!
あの2人に失礼なくらい、目が釘付けでした。写真撮りたかったな~。
さて、そのあとその店から散歩に行き、路地をうろついていたら、道に迷った私。
反対側から歩いてきた兄ちゃんに、道を尋ねたところ、「おっとそりゃーいい質問だねー」と陽気なアクションが返ってきました。
やっぱり、優雅さはたまに見習うとして、普段はこういうノリがいいやーと、自分の大阪的ノリを再確認した日でもあったのでした。