南洲翁塾

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おじゃったもんせー、南洲翁塾です。

 

南海トラフアラートもなんのその、無事お盆がすみましたが皆様はいかがお過ごしでしょうか。お墓参りや親せき巡りなど、きっと充実な時間をお過ごしだったことと思います。

 

お盆が過ぎると、学生の皆さんはそろそろ夏休みの終わりを意識しはじめますが、宿題や課題テストは準備万端でしょうか。

 

保護者や先生の立場だと焦っているお子さんを見て、

「なんで計画的にやらないのか」

ともどかしくなることもあるのではないでしょうか。親や先生のためでなく自分自身のために勉強しているのになぜさぼるのかとお怒りの方もいるかもしれません。

 

この怒りの背景にはお子さんが学習をしないのは「やれるのにやらないから」だという認識があると思われます。大切なのはやる気であり、やる気は自ら奮い起こすものだ、と。私自身もこのような精神論は重要であると思いますし、そういう中で鍛えられたという思いもあります。

 

ですが、私の長年の個人指導の経験から言うと、宿題や課題テストの準備の消化が遅れてしまう生徒さんは「やれるけれどやらない」のではなく、「やり方がわからなくて進まない」ということが多いです。

 

具体的に述べるのであれば、「わからない問題があるときにどうすればいいのかわからずに止まってしまう」ということがあげられます。根性論、精神論をお子さんに迫っても、その負荷を乗り越えていくのは、本当にごく一握りの人のみ。

 

そして「あしたのジョー」や「巨人の星」などが、カルチャーとして身の回りにあった時代に比べ、軽佻浮薄なものがもてはやされる現代においては、なかなか根性をもって努力する、ということ自体が昔に比べると難しくなってきているのかもしれません。時に親御さんから「うちの子は少しやる気が足りないのではないか」「自分たちが甘いのかな」と気にされているようなお話を聞きますが、社会全体の趨勢がそうである以上、親御さんの家庭での教育だけでその水準を保つ、というのはなかなか難しいでしょう。故に技術的なアプローチが重要だと思料いたします。

 

わからない問題があった場合の対応の仕方としては、辞書や関連する参考書などで調べてみる、ネットなどで調べてみる、友人や先生に聞く、問題自体を飛ばす、あるいは答えをうつす、などの方法があります。

 

すべての問題を調べていたら考える力はつくかもしれませんが、時間が足りません。

友人や先生に聞く、というアプローチは自己で完結する癖がつかないのであまりお勧めしません。

問題自体を飛ばすことや答えをうつすことも時には必要ですが、全部そうしてしまえば当然学力はつきません。

 

スピーディーに課題を進めていくためには、どのあたりを深くほりこんで探求し、どのあたりを今はとばしてすすめていくのか、という判断をすることが必要です。そのあたりの判断能力が課題を効率よくかたづけていくには必要です。判断能力は経験から身に付きますが、最初のうちは模倣するべきロールモデルが必要になります。

 

実は、特に夏休みの長期休暇などに必要であり、個人指導により講師からまず身に着けるべきはこのあたりの判断能力だったりします。この判断能力がつくようになれば自習に推進力が出てきます。そうすると以後、学習消化できる量に雲泥の差が出てきてしまうのです。これが当塾が大学受験ギリギリの手直しよりも一度目の受験時での指導にこだわる理由です。

 

個別の学習内容よりも全体にかかわる重要なことですが、基本的にこのあたりの説明をできる塾や家庭教師の派遣業者を私は知りません。実際に教えている人間がそれをできてなかったから、今もできないからであると推量されます。

 

夏休みの宿題を先延ばしにしちゃう子には、根性論でだめなら技術論へ☆

 

早めに判断能力を身に着け、学習の推進力を得たい生徒さんは南洲翁塾へぜひご連絡を☆