最近、「ラッセンがっすっきー」な永野氏のYouTubeチャンネルを発見して、
お好みが私と被ってる部分が多いため、嬉しがりながら結構見てます。
その中でU2を取り上げている動画を見て、私も語りたくなったよ、と。
強烈インパクトの『War』と『The Joshua Tree』の間に挟まっているこのアルバム、
永野氏を始め、すっ飛ばし気味になってる方が多いらしいと知りました。
いやいや、このアルバムでU2にハマった私に言わせれば、
『War』までをU2第1章とするなら、
第2章の幕開けにふさわしい大傑作でありますよ!
部活が雨でなくなって、家で暇だなーとMTVを観てたあの日、
『A Sort Of Homecoming』に出会わせてくれた偶然に本当に感謝しております。
Warのヨーロッパツアーのロードの様子を撮っただけの映像に言い知れぬ郷愁を感じ、
臨場感も伝わってくるライブのシーンにずっきゅーーん!と胸を撃たれました。
そして、見てみてー最後のとこ、ボノの背後に「闘(=war)」の漢字。
あのライブエイドでも日本の学生服を着ちゃってるボノ、
この頃、日本にすごく関心があったんだなと思っちゃいますよね。
そして『The Unforgettable Fire』に至るわけです。
この曲のコンセプトは、広島・長崎の原爆をテーマにした絵画展を見た衝撃からインスピレーションを得たんだそう。
久しぶりに曲を聴き、PVを観て、ボノの訴えを全身で感じて号泣です。
Carnival
The wheels fly and the colors spin
Through alcohol,
Red wine that punctures the skin
Face to face
In a dry and waterless place
のとこなんて、まさにそのことについて訴えているんじゃないかと。
酔っ払ったボノに見えた光景という説もありますが、ダブルミーニングな気がするなー。
red wineは 原爆で傷ついた人の比喩なのかなと思うし、
in a dry and waterless placeも、焼け跡を連想させます。
そしてPVでは、間奏でスピンするメリーゴーランドにどストレートにあの雲が重なります。
And if the mountain should crumble
Or disappear into the sea
Not a tear, no not I
その後、この聖書の中の勇気をお与えくださる一説を取り入れ、
頑張ろうぜ、広島・長崎!と言ってくださってるのでは。
うう!(むせび泣き)
他にもいろんな思いが入り混じってるだろう歌詞ですが、
Walk on by
Walk on through
Walk 'til you run
らへんで謎に深い雪の中を歩くエッジが大好きです!
高校生の頃はおじさんにしか見えなかったけど、
今見るとめっちゃ可愛いし、
老け顔なので今でもほとんど変わらず、むしろ今こそかっこいいと思う!
そのエッジ、なまじピアノが弾けちゃったから、
テキトーに弾きながら浮かんできたフレーズを元にこの曲を作ったそう。
でも「映画のサントラみたいじゃね?」とかって言いながら、
どんどんピアノベースでいじり続けていたら、
ギターパートをどうしたらいいかわからなくなっちゃったんだって。可愛い。
悩みに悩んで、いろんな人に相談しているうちに、複雑すぎてわけわかんなくなったらしい。
もちろんボノにも相談して、いろいろ試しているのに伴って、ボノもボーカルを24パターンくらい作っちゃってたそう。
いや、すごい難産でしたねえ。
その甲斐あって、今聴いても号泣できるくらいの名曲ができて、本当によかったです。
はー。
『The Unforgettable Fire』だけでこんだけ語ってしまって。
他にも名曲、超代表曲のあれとかあれとかもあるじゃないですかー、このアルバム。
いやー、絶対また語る。