南信病院 気まぐれ日記

南信病院 気まぐれ日記

長野県南部(南信州)にある精神科病院です。お知らせや南信病院の日常をお届けいたします。

 

 

4月~5月にかけて、南信病院の中庭には八重桜が咲きます。

今年も鮮やかなピンク色の、見事な桜を咲かせてくれました桜

 

その満開になる少し前、蕾の状態の桜を、療養者の皆さんと一緒に収穫し、漬けて作った『桜の塩漬け』があります。

毎年これを作ることが春のイベントのひとつであり、出来上がった塩漬けは入院患者さんの食事に使われることもあります。

 

その皆で作った『桜の塩漬け』を使って、先日、作業療法・園芸療法プログラム「桜まんじゅう作り」を行いました。

 

まずは、桜の塩漬けを刻んで、あんこに混ぜ込みます。

桜あんが完成!

そしてよくこねた生地を丸く伸ばして…

桜あんを包み込んでいきます。

これが大変で、皆さん苦戦していましたアセアセ

なんとか包めたところで上に桜の塩漬けを飾り、蒸し器に入れて10分!

ひとまわり大きく膨らんだ桜まんじゅうの出来上がりキラキラ

なんと…元気が良すぎて、あんこが飛び出てしまいましたゲラゲラ

しかしこんなにキレイに作れた方も!

見た目はそれぞれでしたが、味は抜群キラキラ

ほんのりと桜の香りがしました。

「3つくらい食べたかったなー」という声が次々と上がるほど、その味には誰もが満足気なご様子ほっこり

 

「美味しく楽しむ」ということが桜まんじゅう作りのテーマではありましたが、こういった集団の日常生活活動(料理)では、状況把握力・判断力・行動力・他者交流…色々な面がトレーニングされます。

楽しみながらも社会復帰を目指して活動する、療養者さんのある日の様子でした。

 

 

 

 

 

ハナモモがきれいに咲きました。

この陽気で一気に花が開きました。

 

待合室の椅子に腰かけて見ていると、まるで1枚の絵のように見えます。

外来に受診される患者さんも医師もスタッフも癒されています。

 

私達 外来スタッフもこの花のように患者さんにとって少しでも癒される存在になれるよう

努力していきたいと思っています。

 

 

4月17日(水)、暖かな陽気の中、入院中の療養者さんとお花見遠足に出かけてきました桜

 

場所は信州大学農学部です。

当院から歩いて40分ほどの距離ですが、毎朝ウォーキングをしている療養者さんたちは、景色を見たり雑談したりしながら難なく目的地まで到着しました。

 

4月になっても寒い日が続いていたので、今年の桜は去年に比べて少し開花が遅れ、ちょうど見ごろでしたほっこり

 

目的地に到着してからは、横になって桜を見上げて楽しむ方、バドミントンやフリスビーなどして体を動かす方、農学部の動物を見学する方など、皆さん思い思いに時間を過ごしました。

 

お昼ごはんは、当院の栄養科特製「お花見弁当」お弁当

桜色を取り入れた色とりどりのボリュームたっぷり弁当を、頬張ります。

ぽかぽか陽気のなか桜を見ながら食べるお弁当は、より美味しく感じるものですねもぐもぐ

 

病院への帰りの足取りも皆さん軽く、サクサクと歩いて帰ってこられました。

 

しかし、お花見遠足から数日経った本日…

筋肉痛を訴える療養者さん・スタッフ多数ですゲラゲラ

楽しい時間は皆さんいつも以上に張り切ってしまいますね。

 

 

 

 

作業療法・園芸療法プログラムで 『俳句の会』 を開催しました。

不定期開催のプログラムですが、春の開催は初めてとなりますチューリップ

 

身近にある自然や日常の出来事などを全身を使って観察し、感じたことを短い文章にしてから季語もとり入れて俳句を作りました。

作った俳句は参加者みんなで発表会をして味わったあと、1人1作品選んで清書し、病棟ホールに飾りましたほっこり

飾られた俳句を見ながら、作者の思いを感じたり、共感したり、会話に花が咲いています。

 

 

今回も素敵な作品が生まれたので、ここでいくつかご紹介したいと思います。

 

まだまだと 思っていた孫 入園式

まだまだ小さいと思っていた孫が保育園入園を迎え、時の速さを感じました。新年号も発表され、さらに年月の過ぎるのは早いなぁと実感しますね。

 

陽を食べて ぷくぷく肥える 花つぼみかな

今にも花開きそうに大きく膨らんだ蕾は、まるで太陽の光をたらふく食べているようです。

 

ふきのとう 春一番と 得意顔

先日ふきのとうを収穫してふき味噌にして味わいました。春を真っ先に告げるのはふきのとうですね。

 

幸運ぶ 青い鳥たち 春雨の庭

小雨の降る雨の庭に、鳩が一羽舞い降りてきて、幸せを運んできてくれているようです。

 

花粉症 鼻むずむずが 憎らしい

春は花粉症に悩まされる時季でもありますね。花粉症との葛藤が伝わってきます。

 

草を分け 顔出し仰ぐ 赤てんとう

冬の間眠っていたてんとう虫も、暖かくなったので若草の間から顔をのぞかせるようになりました。

 

 

 

よろしければ、過去の『俳句の会』記事もどうぞニコ

 

俳句の会・冬

俳句の会

俳句の会

 

 

 

 

先日、作業療法プログラムで 『やしょうま作り』 をしました!

やしょうまは、春の信州郷土料理のひとつで、米粉でできたもちもち食感の楽しいお茶菓子です。

 

米粉をよくこねて、茹でたらまたこねて、色づけをして組み合わせます。

まるで粘土遊びをしているみたいですほっこり

力のいる工程も多く、参加された療養者さんたちは自然と一致団結して取り組まれていました。

 

 

出来上がりはこんな感じ。

お花の模様と、うずまき模様の2種類作りました!

お花はほんのり甘い味で、うずまきはゆかり粉をまぜて甘じょっぱい味にできあがりました。

 

やしょうまは主に北信地域の郷土料理ですが、南信地域でも年配の方々は馴染みがあり、「懐かしい」という声も多く聞かれました。昔の思い出話をしながら、懐かしむ時間になったようです。

一方「やしょうまは知っているけど、食べたこともない」という方もいらっしゃり、「見た目を楽しむものと思っていたけど、味もこんなにおいしかったとは!」と驚かれていました。

 

 

優しい味のやしょうま。

作るのも楽しく、味もおいしいほっこり

絶えさせたくない郷土料理ですね。