南信病院 気まぐれ日記

南信病院 気まぐれ日記

長野県南部(南信州)にある精神科病院です。お知らせや南信病院の日常をお届けいたします。

毎年、この時季になると作業療法・園芸療法プログラムでは漬物づくりに挑戦します。

今年は、暖かい日が多く、漬け物をするには心配でしたが、ようやく冬の気配を感じるようになりました雪の結晶

 

今年使用したのは、この2種類。

大野紅丸かぶ、信州支那青大根です。まずは畑から収穫します。

 

 

青大根は種まきの時季のタイミングのせいか、小ぶりですが、紅丸カブは見事!

そしてどちらも色が鮮やか!!

 

畑で土を落とし、お湯をためてきれいに洗いました。さらに鮮やかさが増したように感じます。

 

 

軒下で半日ほど日に当て、水気を飛ばします。午後にはこれらを漬ける作業を行います。

 

・・・という訳で、紅丸カブの酢漬けの様子です。

まず、食べやすい大きさにカットし、漬け物だるに入れます。粗塩を加え全体に行き渡るようにします。

袋を閉じて屋外の寒い場所で一晩水があがるのを待ちます。

 

 

一方、青大根はというと・・・浅漬けに挑戦です。

 

薄く輪切りにし、塩もみをして20分ほど置きます。

 

 

柚子をカットして汁を絞り、表面の皮も刻んでおきます。

柚子特有のいい香りにうっとりです照れ

 

 

しんなりとした大根に、らっきょう酢と柚子の皮、柚子の汁、唐辛子を加えます。

さいごは水で戻した昆布も加えました。

 

 

日頃より、漬物づくりをされている方の参加も多く、ご自宅での漬け物づくり.の様子を話されたり、慣れた手つきで次々と進めています。

 

青大根の浅漬けは漬けた直後に試食しました。

 

「色がきれい」 

「柚子の香りが効いていていいね~」

「大根や唐辛子の辛さが絶妙」

などなど感想が聞かれました。美味しさに思わず声をあげる方もいらっしゃいましたむらさき音符

 

さて、これからどのように味が変化してゆくのでしょうか?

明日は、紅丸カブの本漬けをしてゆく予定です。

 

 

参加者を募集して、近所の農学部まで散策に行ってきましたイチョウ

道中、コンビニに立ち寄り、各々が好きなスイーツを購入し、いざ!農学部へ!

 

風もほとんどなく日差しも暖かで気持ち良かったです。

 

農学部の構内は紅葉が見ごろを迎えていました。青空とのコントラストが最高ですね~

 

 

青空の下でもお茶会もとても楽しかったです。各自交流したスイーツの話で盛り上がりましたカップケーキロールケーキ

 

お茶会の後は、木の実拾いです。

様々な大きさ・形の松ぼっくりやユリノキの実、ドングリなどが、そこここに落ちており、皆時間を忘れて無我夢中になって拾いました。

 

 

収穫した木の実は、後日、園芸療法プログラムの時間にクリスマスリースの材料として使用する予定です。また、その様子をご紹介できればと思っています。

 

先日、収穫したゴマですが、天日干しをしたのち、何度かふるいにかけて、ごみを取り除きました。

今日は、そのゴマを使用して「スティック大学芋づくり」をすることにしました。

 

まずは、ゴマを必要な分だけ水洗いし、水気をきった後にフライパンで煎りました。

パチパチと音とともに、香ばしい香りが漂ってきますニヤリ

 

 

次にサツマイモをスティック状にカットし、フライパンに油をひいて焼き上げていきますメラメラ

 

サツマイモは園芸療法プログラム『朝の園芸』で育てたものです。

 

陽気もよかったので庭で調理しました。コンロを囲んでの活動。火加減や焼き加減を見ながら、皆で相談し、和気あいあいとできました。

 

 

大学芋用の蜜と煎ったゴマを絡めたら完成!みんなで美味しくいただきましたルンルン

 

こんにちは。

 

突然ですが・・・、皆さんはゴマを栽培したことはありますか?

 

実は、私たちスタッフも、今回初めての体験なのです!

 

5月中旬に種をまき、育ててきましたが、とても可憐な花を咲かせました。

写真でお見せできないのが残念ですえーん

そして、花が咲き終わった後には、莢(さや)ができ、中にはびっしりとゴマが詰まっていました音譜

 

 

今日は、収穫して乾燥させておいた莢からゴマを取り出す作業を行いました。

はじけた莢を逆さにして、周囲に飛び散らないよう慎重に取り出します。

 

 

莢を振ると、中ではまだカラカラと音を立てるものもあります。

莢を砕いて中から残りのゴマ粒を取り出します。

とても根気のいる作業でしたが、大勢の参加者で協力して行い、写真のように鍋にたくさんのゴマが採れましたポーン

 

 

さて、何にして食べよう・・・

楽しみですね~アップ

作業療法・園芸療法プログラムでは,療養者の皆さんが四季の移り変わりを感じ,楽しむ体験ができるよう様々な季節行事を行っています月見

 

今回は,夏の終わりから秋へと移り変わるこの時季を選んで,‘絵手紙づくり’を行いました.

l活動場面の一部を写真で紹介します.

 

まず,庭園を散策しながらのモチーフ探しです.各々が目についた気になるモチーフを持ち寄りました.

ドングリのついたカシの木,咲き終わりの種のついたヒマワリ,シュウメイギクやケイトウ…ヒマワリ

秋の訪れを感じます.

 

 

段ボールでトリミングし書きたい場所を絞りました.

 

 

 

割りばしに墨汁をつけてハカキに下絵を描きます.皆,細部に目をやり集中して取り組んでいました鉛筆

 

 

 

下絵が完成した後には彩色ですカラーパレットモチーフに似た色合いをだすのにあれこれと苦戦しましたが,これも楽しみの一つですねひらめき電球

 

最後に一言メッセージを書き記し,印を押して完成です!!(よく頑張っ種…)

 

 

完成作品は病棟ホールに飾り,多くの方に鑑賞していただきましたキラキラ