カウンセリングルーム「八ヶ岳南麓 子育て・人生談話室」

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長野県諏訪のカウンセリングルーム「八ヶ岳南麓 子育て・人生談話室」のブログです。

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かお こんばんは。

 ここに訪れてくれている、皆さんに、ぼくの心からのお願いがあります。


 昨今の、異常なまでの心優しき人々の自殺の問題、不登校の問題、いじめの問題、長きにわたる引きこもりの問題、犯罪の低年齢化の問題、家族や身近な人の間に生じる死傷事件の問題・・・、これらの根幹に関わる問題を提示したいと思います。


 皆さんは、このような問題が起こり続ける原因は、どこにあると思いますか?


 ぼくは、こうした問題は、この戦後教育の中で解決されつつある、幾多の差別の問題の中で、未だに自覚もされず、気付かれもされず、時代を超えてずうっと起こり続けている差別の問題が根幹だと確信しています。


 戦後の教育、民主主義や個人の尊厳が、それが上辺だけであったとしても、それらが問われ、それらが改善しつつあるのは、この戦後の民主教育の賜物であることは、誰も否定できないと思います。

 男女差別、子どもやお年寄りに対する差別、障害児者に対する差別、精神障害者に対する差別、部落差別・・・等々の差別問題が、ぼくが育ってきた昭和35年ごろから、55年たった今、ここ20~30の間に、飛躍的に改善されてきていると思います。

 今現在、当たり前の様に、これらの方々に差別的な言動を菜言動を投げつけるような人が居れば、反って、そのような人の人格が疑われるような時代に入ってきたことは、とても喜ばしいことだと思います。

 本当に、これはとても有り難いことです。


 しかし、先に挙げた、昨今の悲しき問題の根幹は、まだまだ気づかれてもいない気がするのです。


 それはどういうことかと言うと、ユング深層心理学で謳われている、タイプ論に基づいた時に、世の中に存在する、半数ほどの「外向的な(傾向が強い)タイプの人」から、こちらも半数ほど居る「内向的なタイプ」の人に対する、あからさまな差別的言動です。


 「速くしろよ~ のろまだなぁ」、「はっきりしろよ、お前は優柔不断なんだから・・・」、「なに何時までも、ゆっくりやっているんだよ!」、「お前は、真面目過ぎるんだよ そんなんじゃぁこの世の中生きていけねぇぜ」、「正直者はバカを見るんだよ」、「そんなに真面目にくよくよ考えたって、何の役にも立たないんだよ」、「はっきりものを言え、はっきり・・・!」、「なに考えてんだか、キモっ」・・・等々、数え上げれば切りがないほどの、外向的な人から、内向的な人に対する差別的言動が、ちまたでも、バラエティー番組をはじめとするマスメディアなどの公共電波上でも、そして、それらの影響をもろに受けてしまう小中学校の教育現場内でも、誰もが疑問を持たずに、吐き出し合っています。


 さらに、内向的なタイプの人は、とても疑問に思ってしまうような、偏った価値観だけに重きを置き、それらの価値観にお金や力が集中するような社会システムになってしまっているかのように、「イケメン」、「美人」、「モデル顔(小顔)」、「痩せていることこそが、大切」、「毛髪が薄いのは恥ずかしいこと」、「若さを保つこと(アンチエイジング)こそが大切」・・・等々、人間としての自然な在り方や、「みんな違ってみんな好い」の精神に基づく絶対平等の心理的理念を歪め続けるように、とても偏った言葉が世間に飛び交い、世の中に半分居るはずの内向的なタイプの人たちの心は、人知れず傷付き、このようなことが普通だと思えない自分に、自信を持てず、自尊心を傷付けられ続けているのです。


 世の中が、加速的かつ過度に、速く速くと便利になって行く中で、しい心を持ち、柔らかい心を持っているので、自分勝手な思い込みや決めつけや偏見で、物事を判断したくない、または、人との関係を断ちたくないと思い続けている、「優柔不断」な内向的なタイプの人々が、このように偏ったグローバルな流れにブレーキを掛けたくても、力関係的に、発言力も、発信力も、金銭力も、人気も持つことができない内向的な個性によって、外向的なタイプの人々の横暴な力にねじ伏せられて、言も、発信もできず、ましてや、政治の世界に参加して、自分たちの信念を訴えるというようなこともできないでいで、ただただ我慢を強いられ続けているのです。

 これは、元々持ち合わせている、相手の思いや考えも思いやり尊重しようとする、その柔しさや思いやりが、仇になってしまっているような状況かも知れません。


 そこで、皆さんにお願いです。

 もう教育行政や教育現場での相も変わらない後手後手の対応には、任せておけません。

 ここは、草の根運動的でしか広めることができないと思うのですが、このブログに端を発し、こうした差別の問題について共感して下さる方が居られましたら、身近な人からでも構いませんので、まずは一人でも、二人でも、伝えられる近親者が居られましたら、口コミでこうした差別問題の認識が広がり深まっていけるよう、心からの協力をお願いしたいのです。


 そのように成っていけば、将来きっと、現在深まりつつある不登校やいじめの問題、引きこもりの問題やニートの問題、また理不尽なリストラなどの労働問題、さらには母性や女性性を回復し子どもたちに安心を取り戻してあげられるような家庭問題、頭でっかちな男女がぶつかり合い離婚を繰り返すような男女の問題、それに伴う少子化の問題…等々の幾多の問題が、より望ましく、人間性回復の方向に向けて好転していくのではないかと、現時点で確信しているnanroku7こと、心理カウンセラーの小池一彦です。


 どうかどうか、よろしくお願いいたします。


 皆さんの、積極的なコメントへの書き込みや、口コミへのご協力を、誠心誠意お願い申し上げます