Dydd Santes Dwynwen Hapus !
1日遅れとなりましたが、
昨日の1/25日は、ウエールズのバレンタインデーでした。
2/14日のバレンタインデーをお祝いするのは、
おそらく世界共通でしょうが、
1/25日のウエールズのバレンタインデーも
お祝いすることは同じでも、
ウエールズ独特なバレンタインデーの起源が存在することを
あまり知られてないようなので、
今回、書いてみようかと思います。
舞台は、ウエールズのアングルシーという島。
ストーリーは、5世紀まで遡ります。
いろいろな説がありますが、
Dwynwen(ドウィンエン）王女には、恋人の王子がいて、
ある日、王女の父である王様に、
結婚の許しを求めに行きました。
王様から、王女にはすでに、他に決まった結婚相手が
いることを告げられ、二人の結婚に反対されました。
絶望と怒りから、
王子は森へ向かい、王女はその後を追いました。
二人が口論する中、
王子が無理やり、王女を我が物にしようと
したところ、
天使が現れて、止めに入りました。
王子の記憶を消し去り、
凍らせました。
嘆き悲しむ王女を哀れに思った天使が、
王女に3つの願いを叶えると言い、
王女は、3つの願いを天使に伝えました。
一つ目は、王子を解凍して、元に戻すこと。
二つ目は、神様に、真の愛を持つ恋人達に夢と希望をお願いすること。
三つ目は、生涯、王女は結婚しないこと。
その後、王女は修道院に入り、
その生涯を、真の愛を持つ恋人達のために祈り続けました。
その修道院跡です。
のちに、その王女を記念して、
ビクトリア女王が、記念碑を建てました。
その記念碑にたどり着くまで、
1時間近くずっと浜辺を歩きます。
もし、行かれる方は、
お店が周りに何もないので、
水筒は必須です。
夏場になると、
泳いでいる人たちも見かけました。
（寒い中、よく泳げるなあ〜と感心します）
娘がボーイフレンドと一緒に、
ずっとこの恋人達の島に行きたがっていました。
地元の人達も、何となく知ってはいるけれど、
行ったことがない人も多く、
私は、昔、ウエールズ語の講習を受けていた時に、
講師からその話しを聞いて、
興味を持ち、
家族で出かけたのが、最初でした。
ウエールズの秘境とも呼ばれる場所でしょうか？
早く自由に海外旅行できる日が来ることを
願っています。
つづく