将棋の終盤力向上に必要な3つのスキル
趣味で将棋をたしなんでいます。(現在の棋力は2段)また、部活動で中高生を指導しています。特に強豪校なわけでもないので、ある程度の定跡を知っている級位者から、駒の動かし方すら曖昧な初心者まで、色々います。そんな生徒たちに将棋の指導をするにあたって、どうすれば棋力が上がっていくのか考えています。終盤力は絶対に必要だろうと思って、1手詰めから始まり、級位者には5手詰めまで取り組ませていました。ところがいざ実戦になると、大事な場面での詰みを逃したり、逆に焦って王手をかけ続けて逆転負けしたりと、うまいような結果が出ていませんでした。そんな時、中田功8段からアドバイスを受けます。「詰将棋なら3手詰までで十分です。」…え?「将棋は王手をかけるゲームではありませんから。玉を動けなくするゲームなんです。」なるほど。「だから、級位者に必要なのは詰みよりもむしろ必至です。」当たり前のことなのに、感銘を受けました。考え方が勝敗を分けるゲームだなと思いました。将棋の本質がつかめたら、中盤・序盤の考え方さえもガラッと変わるだろうなと予感しました。そんなわけで、終盤力向上のために取り組ませている3つのスキルがこちら。①詰将棋(1手・3手)最初はやはり詰将棋。しかし長い手数を考えさせるのではなく、基礎となる1手詰め、3手詰めを繰り返し解かせて暗記させるようにしています。どの本を使っても大差ないと思いますが、一応僕は以下の本を使ってやらせてます。●浦野真彦『1手詰ハンドブック』1手詰ハンドブック1,296円Amazon1手詰ハンドブック [ 浦野真彦 ]1,296円楽天●浦野真彦『3手詰ハンドブック』3手詰ハンドブック1,296円Amazon3手詰ハンドブック/浦野真彦【1000円以上送料無料】1,296円楽天②必至(1手必至)中田先生が最も大事とおっしゃっていた必至問題を新たにさせるようにしています。相手の受けまで想定しないといけないので、実質3手詰〜5手詰くらいの読みの力は必要とされます。この考え方を導入してから、指し手が少しずつ変わってきた印象があります。今使っている本は、森信雄さんの本です。1手詰も載っていますが、後半にある99問の1手必至が秀逸です。最初に解かせる必至問題としては本当にオススメ。一手詰め・一手必至―反復練習で身につく「勝つ将棋力」 (森信雄の勝ちにいく!詰将棋ドリル)Amazon③逃れ将棋最近になって新たに出始めたらジャンルです。自玉に王手がかかっている局面から始まり、どこに逃げるか、またはどんな合駒をするかを考える問題です。終盤は集中力が切れがち、かつ時間にも追われやすいので、逆転負けを防いだり、勝ちを読みきったりするうえで本当に役立ちます。今まではあまり目を向けてこなかっただけに、頭の違う部分を使っている気がします。逃れ将棋1,080円Amazon逃れ将棋 [ 森信雄(将棋棋士) ]1,080円楽天将棋の面白さ、考える楽しさ、勝つ喜び、負ける悔しさ、などが伝わってくれればと思います。