雨上がり。

 

洗われ、緑全開になった木々の躍動感に、歓声を上げてしまいました。

 

玄関の真正面は襖。その襖を開けると大広間が広がり、

 

向こう一面が緑の世界になっています。

 

なんというサプライズ。迎賓館として建てられたそうで、

 

おもてなしの心意気もケタ違いです。

 

 

もともと斜面だった地形を利用しているため、

 

松や紅葉が茂る姿はまさに山の風情。

 

滝から流れる水の音と鳥のさえずりが、余計に静寂を感じさせます。

 

この景色を臨みながら、ワンコインでお抹茶とお菓子のセットをいただきました。

 

昔の人の美意識を前に、自然と背筋がピンと伸びます。

 

お茶のあとは、お隣の茶室へ。

 

 

ここからは竹林が臨め、大広間とはまったく異なる静けさです。

 

お部屋中を自由に見学できるので、細部まで眺めることができます。

 

特に欄間の細工や板襖の絵は芸術的。二階からの眺めも別の趣きですよ。

 

 

●旧齋藤別邸(新潟市中央区)

新潟を代表する豪商・齋藤喜十朗氏が迎賓館として1918(大正7)年に建設。砂丘の斜面を生かした回遊式庭園は松本幾次郎と弟の亀吉の手によるもの。