昼過ぎに「劇場」読み終わって興奮冷めやらぬうちに色々な感想サイトを読み回ろうとしたが思いの外なかったので自分で書くことにしました.
ネタバレあり.
- スターリングインフェルノ
自分はハルヒの口から「スターリングインフェルノ」という言葉が出た時点で泣きました.
(「スターリングインフェルノ」とはSOS団の自主制作映画「朝比奈ミクルの冒険」で悪い宇宙人と扮した長門が持っていた魔法のステッキ)
ハルヒがあのクソ映画のことを覚えていたとは...
「溜息」が出たのは役20年前,アニメでも15年前.そんな悠久の時を経て令和の今,再びハルヒの口から「スターリングインフェルノ」という言葉が出たことに対して謎の懐かしさと時の流れを感じました.
- みくるのタイムマシン(TPDD)がDNAコンピュータ
長門がみくるの秘密をサラっと明かしててびっくりしました.長門がみくるのことを話すことなんてあるんだ,「わたしがどんな真実を告げようと...」という長門(溜息)の言葉を思い出した.
- 天蓋領域
雪山症候群が天蓋領域による攻撃なので,SOS団を劇場世界に飛ばした犯人もそれかなと予想していましたが,的中したと言って良いでしょう.天蓋領域って長門が突然言い出した言葉だったと思いますが,どういう意味・由来かはこれまで作中で説明されていなかった気がするので,こういうことなのだと思いました.
- シャミセン
シャミセンの人格ってどこから来たんだよと思っていたので,ここでまさかの正体判明に衝撃を受けました.
爺さんが現実世界に言ってみたい,と言い出したところで自分は「でもこれ雪山以前の話だからどこかで爺さんが登場していないとおかしいよな」と思い始めました.(もちろん現実世界の爺さんを本編に登場させている必要なんかないだろ,と思うかもしれない,が,そんなことはないだろう,なぜならそこをちゃんとするのが谷川流先生だからである,チェーコフの銃はそこにあるのである)
で,長門の肩にフクロウ(爺さん)が止まったところで全てを理解し,涙が止まらなくなりました.ハルヒがフクロウを猫に変えたシーンは再び「溜息」のシーンを思い出し,「劇場」が実は「溜息」の後日談だということにここで気がつきました.
ただ爺さん=シャミセンだとすると,ちょっと時系列がずれているような気がします(結局,「劇場」は「溜息」の直後の話なので)が,コマカイコトハキニスルナ
谷川先生は余計な設定とかをあまり作らないので,シャミセンの性格がどこからきたのかという謎が21年越しに解消されたことになります.
- 文化祭の兵士
北高文化祭期間に現れた兵士はトロイア戦争の兵士だったのかもしれないと思った.流石に考えすぎかもしれませんが,モブの彼らも現実世界のどこかで生きていてほしいなとちょっと思いました.
- 「約束」の遊園地
「涼宮ハルヒの約束」というPSPのゲームがあるのですが,ハルヒエンドだと文化祭のあとSOS団で遊園地行くんですよね.「約束」は自分も好きだけれども一応ゲームの話ということであくまで二次創作だという理解をしてたのですが,まさかの公式設定に...!谷川先生の心が広すぎる.他にも「直観」ではバンドの話をしてたり(谷川先生も"First Good Bye"が好きだということを最近おっしゃられていた),ドラマCDやゲームオリジナルの展開も取り込んでしまう心の広さに感激しました.
後半怒涛の伏線回収で読み応え抜群どころか目を見開きながら読みました.
「溜息」好きな自分は「溜息」要素が特盛なことに対して涙が止まりません.