アクセス頂いてありがとうございます。
正直な思いを綴ることに躊躇もありますが
でも本当は描きたいという思いを
後押しして貰えているようで嬉しいのです
頑張ります(*´∇`*)
2年前
一番星のあの人は
アルコールの離脱症状を抜くために
専門医師の治療を受けていた。
最悪の状態を防ぐために
そこは閉鎖された病棟だった。
たまたまなのか
そういうものなのか
入院しているのは 自衛官とか警察官とか
教職とかそんな お堅い仕事の人が多かった
(後に 自衛官シミズサンと気が合い
退院の時はシミズサンが 涙声だったほど)
入院や退院を繰り返してる病棟の主は
女性実業家サエキサン。
どうして そんな詳しいことを
知り得たのか聞くと
新入りをめずらしがって
話しかけてくれるらしい。
君はどうして入院したかときかれるくらい
よく眠れ よく食べていた。
アルコールの離脱症状である振戦や
せん盲などの症状も出ずにいた
病棟の主に
あんた退院したらうちでやらない?
とスカウトされたよと笑い話もした。
入院するときにあんなに
不安の裏返しで不機嫌だったのに
すっかりリラックスしていた。
あの人が怖がっていたのは
社会との断絶だったし
閉鎖された世界にいる疎外感だった。
しかし
同じ病の人の中にいて 自分の心の垣根が
少しずつ外れ 心が解放されていき
怖いものがなくなり 気楽そうだった。
リビングでの座る位置が 入院患者同士で
決まっていて
あの人は端っこの列の真ん中。
正面は 小さい女の子
おかっぱさらさらヘアの女の子だった。
何故か この女の子がなついてるのが
彼とサエキサンのことで
なーんにも言葉を発しないけど
彼が 席についているとすーっと
側にくる
何を話しかけるわけではないけど
本を読んだり ビデオをみたりして
彼が部屋に帰るよっていうと
サエキサンの近くに
すーっと移動する
小学生みたいに小さいけど
どうやら拒食している中学生らしく
二人のどちらかがいなければ
リビングに出てこないらしい。
波動が同じなんだって
と 彼はサエキサンに言われたことに
気をよくしていた。
ナニヲミテモの奥さんですと話しかけると
うっすらと口角をあげた。
彼に準備した小物を貸してあげると
いつまでも 興味深そうに使っていた。
退院するときは ディズニーの
雪のお姫様ありのままに生きるビデオを
あげたら
やっぱり うっすら口角をあげて
胸に抱えた。
かわいらしい女の子だった。
2週間の準備入院は
私にとっては彼の衝撃的な告白で始まり
その囚われから抜け出すことができるのか
癌患者であることより重い十字架を
背負った彼が生き直す事は出来るのかと
張り裂けそうな気持ちの
毎日の面会と自宅との往復だった。
でも
隔離され 非日常にいる彼には
現実に戻る事がないことが奏効し
徐々に心が解放され
今思い出しても 穏やかな時間で
これなら 意欲的に治療に挑めるのでは
ないかと 私はたかをくくっていた。
今日のきらきら母子は
朝 時間差で鳴り出すお互いの
目覚ましアラームの選択センスに
もの申す娘。
一番星のあの人のいない朝には
もうすっかり慣れたけど
一番星になった夜のあの時間が寂しくて
川の字で寝ることが多くなりました。
添い寝している各々の携帯電話が
鳴らすアラーム。
朝一番の5時半になるのは私のアラーム
静かな水滴の音。
ちょっと耳をすませたくなるし
油断したら二度寝してしまいそう。
でも6時半の息子のアラームが
ヘビーなロックで
絶対起こされるから 二度寝しても
大丈夫!
娘は7時か曜日によっては8時に
起きればいいけど結局自分は
予定より二回早く起こされているから
損してるって思うかもだけど、これが
違うんだなー♪
あーお母さんが起きたな
弟が起きたな
って毎朝 家族の存在を実感できて
アタシが一番お得してるよ♪
娘の言葉は
きっと一番星のあの人を
羨ましがらせたはず。