本気のわらび餅の幟

　バイクで通勤したときは、自宅までの移動ルートを変更しながら帰路につくのが楽しみである。たかだか36キロほどの道のりではあるが、知らない道に迷い込み、感覚だけで道を選択し走るのである。

嫁さんは、馬鹿なこと考えないでまっすぐかえりなさいよと笑いながら苦言を呈すが、こんな日は満面の笑みで迎えてくれる。

玄関らしき扉を開け店に入ると、こんにちはと声をかける前にいらっしゃいと言われた。そこには自然に枯れている雑木のような老夫婦と、わらび餅を作るのだろうか？大きな大きな釜があった。本気のわらび餅の幟に誘われて来ましたと声を掛けると、笑ってくれたのでホッとした。

綺麗だ…

一口…なんだこれ、うますぎる。

このままでも充分美味しいのですが、せっかくなので、氷水に浸すことにした。

ご馳走様様Ψ( 'ω'* )

PS

きな粉も非常に美味く、朝食のパンにふりかけましたよ。ほんまにほんまに美味しいわらび餅だった。

最高のわらび餅