一瞬のすばらしさ。
例えばの話。見た目は、はっちゃけた感じはなく、どちらかというと暗いほうでアニメが大好きでメガネをかけていて、学校の誰かと関わることなくいつも本を読んでいる。現代でいうと、「インキャ」の部類。だけど、コスプレをするときは、明るく別人のように変わる。例えばの話。望んで入ったわけでもない芸能界の世界。バッシングを浴びる時もしばしば。もう、辞めたいと願うこともしばしば。でも、服を着てカメラの前にたつと、変わってしまう。例えばの話。笑っているときは嫌なことも辛いことも忘れてしまう。例えばの話。お気に入りの服を着るだけで、お出かけが、遊びが、その日がより一層楽しくなる。楽しみになる。ワクワクに変わる。嫌なことも辛いことも忘れる一瞬はいくらでもある。ただ、その一瞬が終わると、黒い重いものが、「待ってました」かのように、肩にのしかかる。大人になればなるほど、抱える問題が多く、解決できない問題が多く「現実」というなのものが突き刺さる。