先の紅葉特集を終えて、へんなやり遂げ感に包まれ、また仕事はますます


忙しくなるばかり・・・。すっかり更新しておりませんでした。


数少ない読者の皆様!お元気でらっしゃいますか?


 せっかくの久々更新なのですが、悲しい話題です。


紅葉以来、京都には一度だけ行きました。1月に厄が開けたお礼参りに


石清水八幡宮さんへ。ついでに清水寺に寄って帰りました。


帰り道、祇園商店街を歩いていると、久々に京都に訪れた嬉しさを打ち消す


悲しい張り紙が・・・。



 ミックスフルーツジュースで有名な「まる捨」さんが閉店になって


いたのです。以前一度だけ訪れた時は、ホントに昔ながらの地元の人のための


昭和喫茶的な雰囲気で、ママさんと常連さんが会話する横で、「よそさん」


丸出しでジュースをすすったものです。



 他にもひょっとして失くなったお店があるんじゃあ、と気になって


調べました。そして悲しみはますます深くなりました。



 河原町にあった、分厚いタマゴサンドで有名な「コロナ洋食店」さん。


こちらも閉店されていました。シェフのご年齢を感じさせない手際の良さ、


懐かしいなぁ。タマゴサンドはしつこくもなく、飛び抜けてウマい訳でも


なかったけど、妻と二人ここでもレトロ感を味わったのが思い出されます。



 そしてそして・・・立ち直れないほどのショックが僕を襲いました。


以前記事にもした、あの・・・あの「グリルアローン」さんも閉店になっていました。


これからボクはどこでオムライスを食べたらいいんだろう。京都に行く楽しみを


3つも失い、茫然自失状態であります。



 確かに景気やご体調もありますが、単純に「コレも世の流れよ」と


割りきれません。以前にも書きましたが、ボクは「昭和の京都」が好きです。


上にあげた3店はいずれも昭和を彩る銘店ではなかったでしょうか。


今後も京都は観光都市として、寺社や京料理店など所謂パブリックな施設


は、余程のことがない限り失われはしないでしょう。一方で先にあげたような


店は、何の「保護」も受けることもなく、消えて行くことでしょう。



極端な例えですが、いずれ「鉄腕アトム」や「宇宙戦艦ヤマト」のような


超未来都市の間に、清水寺や金閣寺がポツンポツンと並ぶような街に

なったら、それは「京都」と言えるのでしょうか。桓武天皇の平安奠都以来の


歴史の連続性があってこその京都だと思います。



 愚痴が長くなってしまいました・・・。


これから京都に行くときは、なるべく大好きな昭和の京都にお金を落とす


ようにしようと誓うボクでした。




嗚呼・・・アローンのオムライス、あと一回食いたかったぁ (ノД`)シクシク。



京都を自転車で巡ろう