暑い日が続いてバテぎみでございます。
ブログの更新も億劫になりそうな・・・。
こういうときは精のつくものを食べないと。でも餃子や焼肉はニオイが気に
なって食せる曜日が限定されるし、大好きな生レバーはもうすぐ消えそうだし。
もひとつ、精のつくものじゃないけど食べてスゥっと涼しくなるものも欲しい。
冷たい甘味なんかたまらんのだが、甘すぎるとクドさが残ってしまう。
数年前そんなときにピッタリの甘味と出会った。ずっと売り切れでスカされて、
何年か越しにやっと出会えたものだ。老舗、老松さんの「夏柑糖」である。
そんじょそこらのフルーツゼリーとは一線を画します。
なんせ、失くなりかけた銘菓なのですから。使っているのは日本原産の
夏蜜柑です。グレープフルーツの輸入自由化で生産者が激減する中、
山口は萩の農家にご依頼されてなんとか作り続けておられるそうな。
今ではお取り寄せブーム(これもどうだかなぁ)で和歌山県の農家さんでも
作られているとのこと。爽やかな酸味とツルンとした喉越しで、一刻暑さを
忘れられます。キンキンに冷やして、わざと冷房が効いてないところでまた
食べたいなぁ。
さすがの老松さんでございますが、もう一つ夏の銘菓を。画像はありません
が、ここの「本わらびもち」もたまりません。餅がきな粉にまぶされず、水の
中に浸かった状態で供されます。そこにきな粉をつけて食べます。
わらび餅って蕨という植物の根から取れるデンプンで作るからわらび餅
なんですよ。一般に出回っているのは代用の馬鈴薯デンプン、ジャガイモ
です。馬鈴薯デンプンのやつも美味しいんですが、ホンモノとは食感が全く
違います。いい具合に口腔にまとわりつくんですよー。
私は嵐山店の方にお伺いしましたが、上七軒の本店ではお菓子作り体験も
できるはず。たまに京都を訪れるなら、やっぱホンモノに出会いたいですよね。