だんだん暑い季節になってきました。冷たいものが恋しい季節ですね。
ボクが子供の頃、近所の駄菓子屋さんで夏はかき氷を売っていました。
注文するとオッチャンが大きな氷の塊を出してきて、どっかの町工場にある
機械のようなかき氷器で目の前でつくってくれたものです。冷たくてフワッと
溶けて、おいしかったなー。
成長に伴いだんだんかき氷など食う機会も少なっていきました。
高校時代の夏だったかな・・・友達とサテンに行ったとき何の気なしにメニューに
あったかき氷を注文して食べました。しかしそれはむかし食べたものとは全然
別物で、舌触りが悪く食後には舌がザラザラになってしまいました。
後年になってわかったのですが、”かき氷”には二種類あったのです。
舌がザラザラになった方は、家庭でも作れる小さな氷を砕いて作るタイプ
のものです。かつては「フラッペ」などどいいましたっけ、所謂「かち割り氷」
に属するものです。一方昔食した方がホンモノのかき氷で大きな氷の塊の
表面をカンナのように削って作るタイプのものです。かき方ひとつでこんなにも
変わるものなんですねぇ。
お祭りの縁日でもほとんどが カチ割りタイプのもので、もうあの柔らかくて
美味しいかき氷には出会えないと思っていたら・・・見つけました!!
場所は先斗町通の北のドンツキ、「茶寮ぎょくえん」というお店です。
ネットで氷が柔らかいとのカキコがあり、ひょっとしてと思って訪れました。
注文したのは名物「黒蜜ミルク金時」です。
見た目でも柔らかい感じがわかります。ひとくち口に入れると・・・・、
フワッ 淡雪のように溶けていきます。子供の頃食べたあの氷と同じです。
昔を思い出し、食べながら思わずニンマリしてしまいました。ハタから見たら
キモかったやろなぁ。食べ終わっても決して舌がザラザラになることはありま
せんでした。
別に童心に帰る必要もありません。ホントに美味しいかき氷が食べたい方、
是非お立ち寄りの程を。
P.S.
うちの子もかき氷が好きで、早くココのを食べさせてやりたいのですが、
確かココは子連れ禁止だったと思います。ご注意を