京都に行く時というのは、だいたいがポカっと日が空いて思い立って行くことが
多い。ホントは事前に計画をキッチリ練りたいのだが難しい。いつも行き当たり
ばったりだが、大体の骨組みは考える。
①特別拝観等その日のメインは朝イチ・午前中に行く
②①の近場を散策
③お昼ごはん
④地図や資料を見て行き先を決める
⑤カフェor甘味処で休憩
⑥錦や伊勢丹でお土産調達
⑦(可能であれば)オツカレの一杯
特に③お昼ごはん は楽しみだ。色々検討する。願わくば料亭や割烹のお昼
も行ってみたいのだが、予算と一人旅ゆえの虚しさでそうもいかない。また、以前にも書いたが大食いなので、そういった欲求を満たす店に行くことが多い。
中でも、ヤミツキというか、ある意味意地になって行く店がある。
寺町御池上がるの「グリルアローン」だ。
見慣れているとはいえやはりデカイ。一番最初に見たときは今宮神社の阿呆賢さんを連想してしまった。
ふんわりタマゴの中にケチャップライスがギッチリ。
好きな食べ物は、と聞かれたら迷わず「コメ!」と答える僕にとって嬉しい限り
である。600円でお釣りが来る価格もありがたい。
食べ始めるときにいつも「今日は完食できるだろうか」と不安がよぎる。
実際食べ始めるとスイスイ入る。ケチャップではなくリンゴを聞かせたソースなのでクドサもあまりない。よって未だギブアップしたことはない。
なんでこんなにハマったのだろう。たまに「京都行きたい」じゃなく、「アローンのオムライスくいたい」との欲望が沸いてくる。考えるに完食することで「まだまだオレも若い」と、若さの尺度・バロメーターにしてしまっているようだ。
いつか敗れ去る日が来るのだろうが、まだまだコイツとの勝負は続けていこうと思う。