そもそも私が京都好きになったきっかけは、ラーメンの食べ歩きである。
大学時代、体育会アメフト部でならした食欲は未だおさまらない。ラーメンライス
などといった「炭水化物の洪水」に目がないほうである。
寺社巡りをしてると拝観料・交通費など結構バカにならない。自然食事は安くて
京都を感じる店=ラーメン屋さん、となることが多い。通と呼ばれる人たちのよう
な「こだわり」はあんまりない。強いて言えば、麺とスープの絡みが好きなので、
あまりスープから麺を持ち上げないように食べている(アツイけどね)。
もう数十軒食べ歩いただろうか・・・。いい機会なので?勝手に京都ラーメンを
考察してみよう。
大きく分けて以下のように分類できそうだ。
①天下一品系
言わずと知れた京都に限らないラーメン界の雄。以前東京で友達がうまい
ラーメン屋に連れてってやるわ、とついて行ったら天一やった。「系」と書いた
が比類なきドロドロスープは病みつきになる。毎年10月1日は「天一の日」で
その日に食すと翌月までの一杯無料券がもらえる。
②新福菜館系
京都駅すぐの所謂「たかばし」に本店のある老舗店。隣の第一旭も外せな
い。ツワモノになると第一旭でラーメンを・新福菜館でチャーハンを攻めるらし
い。見た目真っ黒なスープは意外とあっさり。デフォルトのラーメンでもたっぷり
チャーシュがのっている。
③ますたに系
京都ラーメンとしては一番の王道か。しょうゆとんこつ背脂チャッチャ系。麺は
ストレートの細麺。表題の店はほそかわ等の暖簾分け?を輩出している。私が
京都ラーメンを欲したときまず食べたいと思うカテゴリー。
④その他独自路線・他県系
京都ラーメンには正確には属さないのだが、そもそも京都ラーメン自体非常
にフトコロが深く、いろんなものを受け入れているため発展した系統。かつては
白川の「東龍」が独特のクリーミィスープで定評があった。伏見「玄屋」の酒粕
ラーメン・「新進亭」の白味噌ラーメンもこの位置づけか・・・。最近では東京の
二郎系、一乗寺の「ラーメン荘夢を語れ」が勢いがある。
いろいろな京都の掲示板やHPがあるが、ラーメンのモノが一番更新も盛んで
賑わっている。その分栄枯盛衰もあり、惜しまれつつ閉店するところも多い。
四条大橋のすぐ近くにあった「とんとん来」、チャーシュが旨かったなー。田中駅の近くだったか「山さん」、普通から麺3玉の超特大でも750円だったか。北山にあった「福三」、板前さんが作る美味しいラーメンだった。とうとう食すること
なく閉店されてしまった「杉千代」・・・いかん止まらんようなってきた。
私のお気に入りは、「味見鶏まるめん」「タンポポ」「新宿めんや風花」「なか房」
「あかつき」「いいちょ」「英多朗」・・・また止まらんようなってきた。
みなさん、お気に入りのラーメン店はありますか?