医師と、能力開発と、MLMと

医師と、能力開発と、MLMと

現役内科医から見た医療現場のお話や、
自分(やその周囲の人)が楽しく人生をレベルアップさせていく方法を、
できる限りわかりやすくお伝えできればと思っています。

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今日は、「夢」という言葉についてのイメージを、考えてみたいと思います。

 

 

 

日本人は、大なり小なり「夢」という言葉に抵抗感を感じていると思います。

 

 

能力開発や自己啓発の分野に「怪しい」「胡散臭い」といった抵抗感を持っている人は、特に「夢」という言葉自体に無意識にアレルギーを起こし、嫌悪感すら抱いていると思います。

 

かく言う私も、まさにその一人でした。

 

 

「今度の仕事で上手くいくようにしたい!」「出世したい!」「お金持ちになりたい!」

 

などと思うのならともかく、

 

 

「夢は叶います!」なんて、わざわざ「夢」という言葉を使うのが、なんだかそういう大きいことを言うことで人をけむに巻いて、背伸びさせてだますのに利用している、というような、漠然としたそういう匂いを感じて、嫌悪感を感じていました。

 

 

また、「夢を持つ」なんて、現状で十分幸せだと思って満足に謙虚に暮らす、という概念からは正反対で、欲深い悪いこと、のような気がしていました。

↑特にこれ、思っている人は多いと思います。

 

 

 

 

 

 

 

しかし今、勇気をもって足を踏み入れてみて、分かったことがあります。

 

 

 

 

自己啓発や能力開発で、自分を信頼し、他者への貢献を考えるようになったとき、

考えるスケールが自然と急に大きくなってしまうので、

「夢」という言葉を使わないと、その人の願望を表現できないのです。

 

 

 

 

自己啓発や能力開発をして、その結果、「私は万年平社員で、時々家族で小旅行に行ったりするくらいの小さな幸せで十分です」とか、「せいぜい部長までです」とか、

そういった思考には行きつかないのです。

 

 

そういう状態は、どこかで自分に無意識にブレーキをかけてしまっています。ブレーキをかけてしまっていることに自分では気付けないくらい、深いところで自然と判断してしまっています。無意識に、自分の夢にロックしてしまっているのです。

 

 

夢を意識してしまうと、現状と差がありすぎて、夢から遠いところにいる自分を責めてしまったり、これまでの経験上夢を意識して努力してもほぼ叶わないと思っているため、叶わなかったときにまた辛い思いをする、そんなのが嫌だから、はじめから心にロックしてしまうのです。

 

 

 

しかし、自己啓発や能力開発で勉強してくると、自分を許せない、自分を幸せに思えない人が、本当に他人を幸せにすることは難しいことがわかってきます。「自分が自分の本当の夢を解放する!」ことを自分に許せてない(自分をセーブしてしまっている)人が、「他人が自由な夢を思い描いて好きに振る舞う」ことを許すことはできないのです。

 

 

 

 

そうやって、少しずつ自分の心のロックを外していくと、だんだん自分のなりたいものが見えてきます。それはおそらく、「夢」という言葉が一番ふさわしいものになっていることと思います。

 

 

 

インフルエンザがそろそろ大流行ですねバイキンくん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨日の日当直でも、一晩で5人くらい、A型インフルエンザの診断をしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この時期、インフルエンザの検査を受けることになる人も多いと思いますが、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの検査は、下手に受けるとめちゃくちゃ痛いです炎

↓Doctors Me 「 インフルエンザの検査はかなり痛いです 」

https://doctors-me.com/doctor/respiratory/13/ex/4725

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほとんどの病院では、下の図の鼻腔ぬぐい液で検査していると思いますが、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

簡易測定キット検体の採取方法

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

要は、鼻腔に綿棒を突っ込み、鼻腔の奥から検体を取るんだけど、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この綿棒が鼻粘膜をぐりぐり押すと、めちゃくちゃ痛いんです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私もこの検査を人にしてもらうと、必ず泣きます。号泣ですえーん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも、実はこの検査、必ず痛いわけじゃないんです。痛くなきゃいけないわけじゃないんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鼻腔は変形していて、綿棒が簡単にまっすぐ入るわけじゃないので、道を探りながら優しく入れていけば、痛くなく鼻腔の奥まで到達できるんです!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

綿棒の先端が今壁に当たってるのか、でもちょっと角度変えたら近くに道があるところで行き止まってるのか、は、検査されている自分の方がよくわかるので、私は最近は自分で検査をします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さすがに素人の人に自分でやってもらうわけにはいきませんが、でも、検査してくれる人(医師・看護師さんなど)によっては力業でゴリゴリ押して検査してくる人もいるので、あんまり痛いときは早めにギブアップしていいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あんまり痛いときは、要は綿棒の先端が壁に当たって、近くに道もないところかもしれないので、とにかく痛いアピールをして、一度仕切りなおしてもらった方がいいかもしれませんアセアセ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あと、上の検査の図のように、できるだけ正しい道をスッと通ってもらうために、しっかり顎を上げて、綿棒が鼻腔の奥に届いているようなイメージを持ってもらった方が、検査もスムーズで痛みも少なく終われると思いますチョキルンルン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも何よりも、そんな検査をしなければならなくなるような状況にならないよう、よく寝て、水分をしっかり摂って、部屋の乾燥にも注意して、うがい手洗いをして、体調管理を心がけてくださいね星

 

 

 

 

 

≪参考≫

QLife:インフルエンザ検査

https://www.qlife.jp/dictionary/exam/item/i_13700/

 

 

 

 

救急車今日は医療現場のお話。救急車










病院行くと、”問診票”って、書かされますよね?







あれって、「どんな症状ですか?」「その症状はいつからですか?」「大きな病気をしたことがありますか」とか、「アレルギーはありますか」「ご家族で大きな病気をされた方はいますか」「タバコは?」「お酒は?」など、書くのめんどくさいですよねー。特に書くことない人でも、読んで考えること自体がめんどくさいというかあんぐりうさぎ









分かります、その気持ち!!!つながるうさぎ






僕も歯医者さんに行ったとき書かされるのが、すごい面倒に感じますもん。
「こんなん直接会ってパーっと聞いてくれたら一番早いよ!」って思いますよねてへぺろうさぎ






でもねー、あれをきちんと書いてもらうことが、意外と(?)すごい大事なんですよー!カナヘイ花






診察をしていると、問診票に書いていることと、実際会って話していることが全然違う、なんてことがびっくりするくらいいっぱいあるんです!書くのめんどくさいから書いてないだけ、てこともあるとは思うんですが、まじめに書いてても、患者さん本人(または家族の人など)がだんだん思い出してきて、または頭が整理ついてきて、言うことが変わってくるんですよねー。




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はじめは健康診断で引っかかっただけで全然自覚症状も何もなかったよーって思っていたけど、よく思い出してみたらそういえば1ヶ月前にめちゃくちゃ胸が苦しくなって、冷や汗出るくらい苦しかったけど数時間で治ったからそのままにしてた、もっとよく考えたらその前から階段登る時とかに胸がぐーっと重くなることがあって、一度近所のお医者さんで診てもらってたわ、…とか。






これ、健康診断の心電図異常で引っかかったんであれば、どこまで話せる段階でお医者さんにたどり着いてるかで、その後の対応がけっこう変わってくる可能性があるわけですよー。





①これまで自覚症状全くなかったよー
  なら、心肥大とか、女性にありがちな非特異的な心電図変化かなーと思ってそういうつもりで検査オーダーするし、



②今は全然自覚症状ないけど、1ヶ月前に胸が苦しかった
  これになるとちょっとドクターの腰の入り方がだいぶ変わってきます。陳旧性心筋梗塞や不安定狭心症も含めて、最悪目の前で患者が倒れていきなり心停止、まで頭の片隅で想定します。



③今は自覚症状ないけど、1ヶ月前に胸が苦しくて、近所のお医者さんにかかった
  これだと、近所のお医者さんにどんな状況だったか問い合わせてみようかな、ということも想定されます。






もし、これをお医者さんと直接話している時に段々と思い出して、①→②→③と話が小出しで進んで行ったら、お医者さんの雰囲気がみるみる変わりますよあんぐりうさぎ





はじめは、「じゃあ次検査の予約が取れる1ヶ月後検査しましょうね〜」が、②になったとたん「やっぱり今日これから検査しましょう」「家族は?」「入院できますか?」とか矢継ぎ早に聞かれます。ドクターはあちこちに忙しく電話もかけ始めるかもしれません。その後③も思い出したら、さすがにため息つかれたり、「そんな重要なことははじめからしっかり話してください!」とか、小言を言われるかもしれません。もちろん私はそんなことはしませんが、でも心の中では少しちょっとそーゆーこと思います。で、そういう情報は重要な情報なのですよ、ということだけは分かっておいてもらう必要があると思うので(別の病院を受診した時などのため)、まぁできる限り嫌味にならないように伝えます。







そういう意味で、患者さんまたはご家族さんに問診票を書いてもらうのは、頭を整理してもらうのにすごく大切なんですよー。







問診票に書いた後も、受付さんや看護師さんに聞かれたり、何度も繰り返しいろんなスタッフに聞かれるのも、そういう意味があるんです!患者さんの言うことはだんだん変わりますんで、スタッフはできる限りリアルタイムの情報を取りたいんですよ〜!とびだすうさぎ2