先日、ふいに休みが取れた



数年前から会社は有給休暇の取得率アップを目指して、休め休め言ってくる



しかしながら、いま私の業務は1人仕事

休むのはいいけど、結局休んだ分のしわ寄せが未来の自分に来るだけ


業務をやりくりするのも自分



そんなに休めって言うなら、

業務以外のこと、改善活動とか組合の委員とか他の何もやってない人に振って欲しい



とまあ、そんな事情はおいといて

休め休め言われるので、ガッと集中して仕事をこなし余裕を作り、休んだ




突然の平日フリータイムニヒヒ




やりたいことは山ほどあるが

(家の片付けとか、不用品の断捨離とか、衣替えとか)




このチャンスを逃したらもう行けそうにない、美術館の特別展に行くことにした





何年かぶりの美術館

それはそれはすばらしい時間だった



平日の空いてる美術館

最初貸し切り状態だった



しんとした美術館に作品とわたしだけ

(学芸員さんはいたが、気配を消してくれていた)




誰に遠慮することもなく、好きな作品を舐め回すように見て堪能できた




そのあとちらほら人が来たが、空いてるので問題無し


全ての作品を好きなだけ堪能してきた




やはり美術館はいい


なにか空気が違う

非日常な感じがいいのか?





そしてまた思い出した


むかしむかし、わたしは美大に行きたいと思っていたことを



小さなころから絵が好きだった


うちには自由にお絵描きできる白い紙が無限にあった


父の仕事場に不要になった白い紙がたくさんあったのだ


捨てられてしまうそれを、父はお絵かき好きな娘のために定期的に持って帰ってきた



その紙のおかげで、好きな時に好きなだけ絵を描いて過ごした





今はもう無くなってしまったんだけど、子どもの頃に持っていた感覚がある


描きたい物があると、手が勝手に動く感覚


このモードに入ると、時間を忘れて描き続けた



そんな子だったので、学校の授業でも図画工作と美術が一番好きだった



独学だったが

(お絵かき教室に行きたいと言ったが、母親の「教室どこにあるか分からない」の一言で却下チーン)

それなりに上手く、褒められ、時には軽く賞もとり(夏休みの宿題のポスターが佳作とか)



そしていつしか、美大に行って美術の教師になりたいと思うようになった





なんだか長くなったのでつづく