カウンセラーって心が強い人が向いているお仕事だ。
人の悩みを聞けるなんて、相当心が強くなきゃできない。
私は、カウンセラーに対して、そういうイメージを抱いていました。
実際に、カウンセリング講座というものを受講してみて、私のイメージは間違いだったんだと気づくことができました。
私が受講したカウンセリング講座では、
アメリカ出身のカールロジャーズが創始した
「来談者中心療法」の手法を勉強しました。
私が学んだ、来談者中心療法というものを
私のことばで説明させてもらうと、
カウンセラーは、来談者(相談者)の話をよく傾聴します。
カウンセラーが、知識や意見を来談者に押し付けることはほとんどありません。
とにかく深く深く、カウンセラーが来談者のことを理解することで、
理解された来談者は、自分には、この問題を解決できる、という自らの力に気づきます。
そして、カウンセラーに言われたからという理由ではなく、来談者自身が、自ら抱えている問題の解決に積極的になれます。
というものです。
来談者中心療法で、カウンセラーをするとなれば必要な力は
・傾聴する力
・常識にとらわれない考え方
・この問題は誰の問題なのか、整理する力
・今、目の前で悩んでいる人は、この問題を自ら解決する力を持っている、と相手を信じる力
かなぁと私は思います。
そして、来談者中心療法の真のポイントは、
「悩みの答えは本人が持っている」
というところです。
カウンセラーは、そう思いながら、来談者の話を聞きます。
教えてあげよう、導いてあげよう、とは考えないのです。
私自身で悩んだ例をあげると、
母親がうつ病になった。
娘としては、悩みます。
しかし、
そもそもこれは誰の問題なのかをまず考えるのです。
これは、母の問題であって、娘の私の問題ではありません。
(切り離すのは、冷たいようだけど、ここが本当に大事です。自分自身は、悩んでいない、とはっきりと境界線を引くことがカウンセラーに必要な力だと私は思います
)
母の問題ならば、母の話をよく聞くしかありません。
そして、母ならば、この問題を乗り越えられると母を信じるのです。
すると、きっときっといつか
母自身がこの問題を解決できる日がきます。
私は、相手の力を信じる、そんなカウンセラーになりたいです。
それが、私の夢であり、目標です☺️