こんにちは。
ニューヨークのナンシーです。
まず、こちらをご覧ください。
Summer Food Service Programとは、アメリカ政府農務省が出資して、各州政府が自治体やNPOなどを通して実施する、夏休み限定の低所得家庭の子供のための無料食事提供プログラムです。
「18歳以下の子供なら誰でもただで食事を食べさせてくれる」プログラムだっていうなら、旅行中だけど、ウチの子も行ってもいいのかしら⁈とつい思ってしまいそうですね。
Summer Food Service Programとは、アメリカ政府農務省が出資して、各州政府が自治体やNPOなどを通して実施する、夏休み限定の低所得家庭の子供のための無料食事提供プログラムです。
アメリカでは、日本では想像もつかないほど貧富の差が大きく、親の収入だけでは毎日の食事を満足に食べられない子供がたくさんいます。
学期中は、同じくアメリカ農務省が出資するNational School Breakfast Program、National School Lunch Programにより、所得が貧困ライン(正確には最低所得の1.3倍までのライン)を下回る家庭の子どもは、学校で朝食と昼食が無料(free)で、あるいは低価格(reduced)で食べることができます。
そして、学校のない夏休み中は、このプログラムが代わって子どもたちに食事を提供しているというわけです。私の家の近くの小学校が、提供場所の一つになっていました。
最後に、「18歳以下の子ども」というのはどうしてでしょうか。
それは、アメリカのほとんどの州で、18歳になることは成人することを意味するからです。日本の20歳と比べて、早いですね。
日本のような成人式はありませんが、投票権が与えられ、夜間の運転や同乗者数に制限のつく制限付き運転免許(limited license)ではなく、通常免許(full license)がもらえます。多くの州では喫煙も解禁になります(飲酒は21歳から)。
一枚の何気ないポスターにも、たくさんのお国柄が詰まっているのでした。