皆様、こんばんは。
料理家&クリエイターの豊田亜紀子です。
お盆が過ぎて急に涼しくなったかと思えば、
昨日、今日のように急に気温が上がったり・・・
このような温度変化、
自律神経失調症の私には
もう耐えられないのですよ・・・
なので、やっぱり、
冷たいデザートが欲しくなりました。
先日、杏仁霜(杏仁パウダー)を
買っておいたのでさっそく杏仁豆腐作り。
世の中のレシピ本をのぞいてみると
杏仁豆腐の姿&形がいろいろなんですが
よくねぇ~・・・
ちゅるんとした杏仁豆腐の画像を
見かけたりするんですよね。
別に日本だからいいんですが・・・
しかしながら、
私が普段、食べに行っている中華料理店で
あのスタイルの杏仁豆腐が出てきたことはありません。
私は中華料理店は『広東』しか
ほとんど行かないから・・・というのも
理由のひとつです。
それとね・・・
中華料理って
けっこう口うるさい料理なんですよね。
中国国内でも
お店などのおもてなし料理と
一般家庭のお料理はまったく異なる・・・
デザートでも高級中華料理店では
グシャ~っとしたスタイルの杏仁豆腐って
たぶん、存在しないんです。(笑)
なので、あのシロップの中に
グシャ~っとしたのを乗せるタイプの
杏仁豆腐は家庭で食べるようなものであって
上級のおもてなしスタイルではないのです。
『ごまだんご』だって
すーごく綺麗なものが出てきますよ~
『形をしっかり整える』というスタイルが
本来の中華料理のおもてなし。
なので、私の杏仁豆腐のレシピは
型に流し込んでしっかり固めるタイプ。
まあ、この辺はいろいろと
お好みがあるでしょうけども・・・
杏仁豆腐のレシピ
<材料 400ml分>
●杏仁霜 大さじ1
●牛乳 250ml
●水 70ml
●生クリーム 大さじ1
●グラニュー糖 40g
●粉ゼラチン 10g
●熱湯 50ml
~仕上げ~
●缶詰のみかん 適宜
●キウイフルーツ 適宜
●さくらんぼのシロップ漬け 適宜
<下準備>
①粉ゼラチンは熱湯でよく溶かしておきます。
<作り方>
1.鍋に杏仁霜、牛乳、水、グラニュー糖を投入して中火にかけて泡だて器でよくかき混ぜながら溶かし、鍋の周囲に沸々と泡が立ってきて沸騰直前になったら火を止めます。
2.いったん、ここで、こし器でこします。
3.1に生クリームを加えてよく混ぜたら、今度は下準備①のゼラチン液を加えてさらによく混ぜ合わせます。
4.2を型に流し入れて冷蔵庫で4時間程度、冷やし固めます。
5.3がしっかり固まったら缶詰のみかん、キウイフルーツ、チェリーのシロップ漬けを飾って供します。
<ポイント>
(※1)杏仁霜は入れ過ぎると固まった時に粉気が強くなってしまいますので注意が必要です。
それとね・・・
私が気になっているのは、
日本国内の料理家さんでも
杏仁豆腐と
ブランマンジェと
パンナコッタの
違いがちゃんとわかってない人が
すごく多いみたい・・・
レシピってね、
知識のごまかしが効かないんですよ・・・
『杏仁豆腐の作り方』って言いながら
ブランマンジェになっちゃっている人も多い。(笑)
私、最近、気が付いたんですが
おかずを作ることと、
お菓子やデザートを作ることは
全然、別物だってことに気が付いたんですよ。
えっ!?今さら!?って感じなんですが(笑)
これはもう全然、別のものとして
情報発信をしなくてはいけないのだなぁ~
ということに気が付いたのです。
とにかく、
2018年は気付きと変化の年。
いろいろな気付きをもらって
それに対して改善策を考えて・・・
の繰り返しをしてる。
また違った方向に成長していきます。
今後ともどうか温かく見守って下さいませ。
では、おやすみなさい