年末にリウマチ科病棟と精神科病棟に入院
その間 私に面会したのは実母と娘だけ
娘は1回だけ
1回でショックを受けて
それ以来 ずっと来ませんでした…



私はベーチェット病の体調悪化で緊急入院した訳ですが、リウマチ科病棟入院中から途中で精神的なダメージが凄くて精神科病棟に変わりました
というか、精神科病棟に入院するのを拒否したんですが、私の意思は関係なく、実母と精神科医師が勝手に決めました
本人の意思なく入院させることもできます
これを、医療保護入院といいます
精神科の医師は半ば強引に入院させていました
この話は、またゆっくり私の記憶と脳が生きているうちにブログに書いていきたいと思います


リウマチ科入院中、私は子供達に会いたくてたまりませんでした
毎日、子供達の事を考えていました

娘はちょうどお年頃で、多感な時期です
そんな時に、母親が病気になって一気に普段の生活がままならなくなって、精神的にも病んでいって
家庭内では両親が病気の事をきっかけに何度も喧嘩をして
子供達が普通の精神状態でいられる訳もなく
娘も病んでいたと思う

小学生の息子は、何とか自分は関わらないと一生懸命目も耳も塞いで見ないフリしていた

娘は中学生なので、私が病気になってしばらくは、すごく心配してくれて
体調が悪い時は「お母さん大丈夫?」ってよく聞いてくれていた
精神的に不調だった時も、娘は中学生ながら一生懸命支えようと必死だった
旦那が私を病気になった事で、何度も罵倒した時も
「お母さんは病気なんだから!もっと思いやりって無いの!?」と反論までしてくれた
頼りになる娘
この頃、私は娘に頼りっきりになっていった
精神的な支えとしても、娘を頼ることが増えていった

娘はそんな私の気持ちが段々と重い重い圧になって
娘の心に 伸し掛るようになっていった

私は本当に身勝手だけども、病気になって頼る先が娘しか居なくなり、支えになってくれている娘が私から心が離れるんじゃないかと、また勝手な不安を抱き
私から心が離れないように、娘にやたらと構うようになった

ある日、娘とふとした事から口論になり
「ママはいつも私にそうやって色々と押し付けてこないで、もう重いの!放っておいて!この家から出て行って!出ていかないなら私が出て行きたい!もう顔も見たくない!」
と言われてしまいました……

そんな事を言われても
尚、私は(娘が自分から気持ちが離れてしまう)と不安になり
母親として失格ってレッテル貼られた気がして
本当は少し冷却期間を置くとか、距離を置くとかしたらいいのに
冷静さを失っている私は、
やめとけばいいのに、更に娘に頭を下げて謝って
「お母さん病気で色々と出来ないことが増えちゃったけど、ごめんね、私のせいで辛い思いさせてごめんね」って訴えていた
そんな私の行動や言動も娘にとったら重かったんだろう…

私は自分の病気が悪化したり
潰瘍が出来たり、お腹を下して血便になったり
それと共に心身疲れきって 何が何だか分からなくなって どんどん気持ちが病んでいくのがわかった

病気に焦って 不安になるから、余計にベーチェット病が再燃する
一度再燃すると活動が止まらなくて
一瞬止まったかなと思っても、毎日不安だから
また再燃する
「どうしよう 寛解しない!どうしよう…どうしよう!生活も上手くできない。めまいもしてきた。毎日熱が出る。喉が腫れている。関節が痛い。足が痺れる。どうしたら止まるの!?」
気持ちは焦るけど、身体は全然言う事を聞かない
緊張状態が2ヶ月くらい続いたからかな
精神が崩壊していったんだと思う
この時の私は
もう周囲の人の気持ちなんて考えている余裕はなかったし
子供達の事も気遣ってやる余裕は本当になかった

自分でも気が付かないうちに、いつも何かに追われるようになっていった

夜中に不安になると、娘を叩き起して
「病気が止まらなくて、体調が悪いの!病院に行った方がいいかな?」と言う時もあった
娘は爆睡しているのに、私に起こされて
怒っている時もあった

何度か病気の不安から娘を夜中に起こす日が続き
(これはダメだ)と思って、手元にあった抗不安薬数種類を勝手に多めに服薬(とは言っても死ぬような量ではなくあくまで心を落ち着かせる量)を飲んだりしたんです

リウマチ科入院も不安からベーチェット病が酷くなって緊急入院しましたが、入院中もやたらと不安から逃げようとしていました

精神科の先生がリウマチ科入院中の私を診察して
「不安だから、不安をなくす薬出します」
と言って出した薬が抗うつ薬です

抗うつ薬を飲んだ翌日
私は朝起きれないほどの抗うつ薬の副作用が出ていました
もう目が開かない
起きれない
身体がしんどくてたまらない
ベッドに沈んでしまいそう
叩き起されても無理
言葉も呂律が回らない
全身に力が入らない
私もう普通に生活はできない
起き上がれないし、どうしよう……と心では焦っていますが
とにかく眠くて眠くて、、、

LINEで母親から「今日は娘を連れて行くね」と連絡あったんですが
返事をする気力もなく
ひたすらに横になってて

そしたら朝の10時くらいに
母と娘が面会に来てくれて
うっすらした意識の中、娘の名前を呼んだけど
娘はあまり私に近付こうとしなかった
母も何か察したのか
10分ほどで娘と帰宅した

あとから母に聞いた話だけど、娘は精神的にも身体的にも崩壊してしまった母親を見て非常にショックを受けていたらしい

その後娘が面会に来ることは無かった

たったの1回だけ

どう思ったのかな
怖かったんだろうな
それに もう母親は戻って来ないかもしれないと思ったんだろうな
元のママはもう居なくなったって感じたのかもしれない

娘には酷い思いをさせている

最近はようやく私もベーチェット病に落ち着いて対処出来ているし、1ヶ月間は大きな再燃はしていない

精神的にも入院前後より落ち着いたと思う

最近ようやく少しづつ娘もいつも通りの話をしてくれる様になってきた

でも 母親が入院中にベッドでぶっ倒れていた姿は
一生忘れないだろうし
そのショックは相当大きくて
心にも大きな傷を残しちゃったんだろうな…
可哀想なことしてしまったな…

入院中面会が1回だけなのは寂しいけど
今思えば、精神科病棟に入院中に面会に来ないで
むしろ良かったのかもしれない

そして今後入院する時は
ベーチェット病が悪い状態で精神的に追い詰められている時は、もう面会謝絶にしてもらおうと
心に誓った