日本ってモンスーン気候なんですね
高温多湿だから水稲耕作に適してるとか
日本では台風も起こるし地震も起こる
和辻哲郎は『風土』の中で
それに耐える日本人を「受容的・忍従的」といったそうな
猛威も振るうが、恵みを与えてくれる自然、
日本人は自然との融和が得意なんですね
また和辻哲郎は
インド→モンスーン型 (↑の日本の場合と同じ)
アラビア→砂漠型 (砂漠は過酷だから、自然に対しては対抗的性格)
ヨーロッパ→牧場型 (自然が穏やかだから、人々は自然に対して支配的)
といって、気候で人々の気性を分類しました
あと、日本には昔から「村落」という概念があった
自然に山や川に区切られた場所である
人々はその山や川を、触れることのできない神や仏とした
神の世界には霊魂が集まるという
人々は自分たちの生活がこの見えない力に支えられているとし、
毎年一定の時期に訪れ、交歓ののちに去る「まれびと」(客人)とした
まれびとを演じたものが芸能である
柳田国男は『先祖の話』で
死者の霊魂は
「この世の常のざわめきから遠ざかり、かつ具体的にあのあたりと、おおよそ望み見られるような場所」
にとどまる、といった
見えそうで見えない、でもいつも人々の近くにいる存在て感じでしょうか
折口信夫はこの「まれびと」を来訪神をあらわすものとして、
それを用いて日本の神観念の原型を探ろうとした