【笠法様って誰?】
現代を生きる私たちが知るべき『八百万神』の真実

~恐れも恵みも受け入れる、日本人の魂のルーツ~
​「笠法様(かさほうさま)」
 ​この響きを聞いて、ピンとくる方は、もしかしたら少ないかもしれませんね。
でも、この名前に込められた想いは、遠い昔、日本中の人々が抱いていた、ある『神様』への畏敬の念に深く繋がっています。

​その正体とは…『疱瘡神(ほうそうがみ)』。
かつて、天然痘という恐ろしい病を司ると信じられ、人々から最も恐れられた『疫病神』でした。
​でも、なぜそんな恐ろしい神様が、祀られていたのでしょうか?
ここにこそ、私たちの『肉体船』が持つ、古の日本人の魂のルーツと、『八百万神』という、世界に類を見ない神様観の真実が隠されています。

​◆ 『畏れる』ことも、『祀る』ことだった日本人
現代の私たちは、病気は「悪」であり、徹底的に「排除」すべきものと考えます。
しかし、医学が未発達だった時代、原因不明で死に至る病は、まさに『神の仕業』。
人々は、その強大な力に「抗う」のではなく、まずは「畏れ」、そして「理解し、共存しよう」としました。
​『疱瘡神』は、まさにその象徴。
病が来ないように、あるいは軽く済むようにと、願いを込めて祀り上げられました。
これは、災害をもたらす山や海、あるいは死をも司る自然現象を、一柱の『神』として敬い、共存しようとした、日本古来の精神性そのものです。

​◆ 八百万の神々が示す、日本人の『受容』の心
『八百万神(やおよろずのかみ)』という言葉。
これは、文字通り数えきれないほどの神々が日本にいる、という意味ですが、その本質は**『この世の森羅万象、あらゆるものに神が宿る』**という考え方です。
​恵みをもたらす太陽の神、豊穣の神だけではありません。
恐ろしい疫病の神、荒れ狂う自然現象の神、時には亡くなったご先祖様の魂まで、全てを『神』として受け入れ、共存しようとする、究極の『受容(じゅよう)』の心が、この言葉には込められています。
​憎むべき敵ではなく、畏れるべき存在。
そして、畏れるからこそ、心を尽くして敬い、祈りを捧げる。
この感覚こそが、私たちのDNAに深く刻まれた、日本人の魂の根底にあるものなのです。

​◆ 今、再び『八百万の心』に立ち返る時
現代社会は、不要なものを『排除』し、『戦う』ことに長けています。
しかし、本当に大切なのは、喜びも悲しみも、恵みも試練も、全てを『受け入れ』、『統合』していくことではないでしょうか。
​『笠法様』という遠い記憶が教えてくれるのは、
どんな状況の中にも、敬うべき存在や、学ぶべき意味を見出す、
私たち『肉体船』に宿る、古くて新しい『知性』なのかもしれません。

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