
【弁天様の“本当の顔”】
~日本最強の謎多き女神『瀬織津姫』との、驚くべき関係~
七福神の一柱として、金運、芸能、水の神として、広く親しまれている『弁才天(弁財天)』。
しかし、その華やかな姿は、日本古来の、よりパワフルで、謎多き女神の『仮の姿』だとしたら…?
今日は、日本の神々の世界に隠された、壮大なミステリーの扉を開きましょう。
◆まず、二柱の女神を知る
★弁才天(べんざいてん)
◇元々は、インドのヒンドゥー教の女神『サラスヴァティー』。聖なる川の化身であり、そこから『水・音楽・言葉・知恵』の女神として、仏教と共に日本にやってきました。
★瀬織津姫(せおりつひめ)
◇一方、瀬織津姫は、神道の最も重要な祝詞『大祓詞(おおはらえのことば)』に登場する、全ての日本人の罪穢れを、川の急流で洗い流し、大海原に運び去るという、非常に強力な『浄化』を司る、謎多き大女神です。
◆なぜ、二人は『同一神』とされるのか?
起源の違う二柱の神が、なぜ『同じ存在』と言われるのでしょうか。
その鍵は、日本の歴史が生んだ『神仏習合(しんぶつしゅうごう)』にあります。
★『水』という共通項
◇インドから来た川の女神『弁才天』と、日本の川の急流の女神『瀬織津姫』。
◇どちらも『水』を象徴する、という共通点から、仏教と神道が融合していく過程で、自然と同一視されるようになりました。
★『仮の姿』としての弁才天
◇この時、より古くから日本に根ざしていた、地主の神である『瀬織津姫』が、本体(ほんたい)。
◇そして、海外からやってきた『弁才天』が、人々を導くための、仏としての『仮の姿(権現ごんげん)』である、という考え方が生まれたのです。
◆結論
弁天様は、瀬織津姫の『仮の姿』
つまり、私たちが弁天様にお参りする時、その奥には、常に、日本の全ての不浄を洗い流してくれる、偉大な浄化の女神、瀬織津姫の、力強いエネルギーが流れているのです。
弁天様の華やかさは、瀬織津姫の持つ、水の荒々しさと、浄化の厳しさを、優しく包み込むための、慈愛のヴェールなのかもしれません。
今度、弁天様にお会いする時は、その奥にいる、もう一柱の女神の存在を、そっと感じてみてはいかがでしょうか。
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