◆ 植物油脂の『正体』
​一言で言うと、植物から採れる油(油脂)全般を指す、非常に広い意味の言葉です。

​◆具体的な種類
​なたね油、大豆油、とうもろこし油、パーム油、ごま油、オリーブオイル、ヤシ油など、植物由来の油は全て『植物油脂』に含まれます。
​なぜ『植物油脂』と表示されるのか?
​食品表示法では、複数の油を混ぜて使った場合や、使用する油の種類が時期によって変わる場合などに、個別の名前ではなく『植物油脂』という総称で表示することが認められています。

そのため、消費者は具体的にどの油が使われているのかを知ることが難しいのが現状です。一般的には、コストの安いパーム油、なたね油、大豆油などが多く使われていると考えられています。

​◆ 体への影響
『光』と『影』の両側面
​『植物油脂』が体に良いか悪いかは、その種類と加工方法によって、全く意味が変わってきます。

​【光の側面 ☀️】体に良い植物油脂
​植物由来の油には、私たちの体にとって不可欠な栄養素も含まれています。
​不飽和脂肪酸
​オリーブオイルに含まれるオメガ9(オレイン酸)や、青魚の油にも含まれるオメガ3(α-リノレン酸)などは、悪玉コレステロールを減らす助けになるなど、健康に良い影響があるとされています。

​【影の側面 🌫️】注意が必要な植物油脂
​問題となるのは、主に加工食品に含まれる、安価で、精製・加工された植物油脂です。

​トランス脂肪酸の発生
​これが最も注意すべき点です。液体の植物油に水素を添加して固形にする過程(マーガリンやショートニングを作る工程)で、トランス脂肪酸という、自然界にはほとんど存在しない不自然な油が生成されます。
​トランス脂肪酸は、悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを減らす作用があることが分かっており、心臓病などのリスクを高めるとして、海外では使用が厳しく規制されている国もあります。
​多く含まれる食品の例:マーガリン、ショートニング、ファストフードの揚げ物、スナック菓子、菓子パン、クッキーなど。

​オメガ6脂肪酸の過剰摂取
​大豆油やとうもろこし油に多く含まれるオメガ6(リノール酸)は、必須脂肪酸ですが、現代の食生活では過剰に摂取しがちです。
​摂りすぎると、体内で炎症を引き起こしやすくなり、アレルギー疾患などの原因になる可能性が指摘されています。

​飽和脂肪酸の多い油
​パーム油は植物性ですが、バターやラードと同じ飽和脂肪酸を多く含みます。摂りすぎは、悪玉コレステロールの増加に繋がる可能性があります。

​◆ 結論
​『植物油脂』という言葉自体が悪いわけではありません。しかし、加工食品の原材料表示でこの文字を見た時は、「精製・加工された、トランス脂肪酸や過剰なオメガ6脂肪酸を含む油かもしれない」と、少しだけ注意を払うことが大切です。原材料や製法が明確な、質の良い油を自分で選んで使うことが、健康を守る上で最も賢い選択と言えるでしょう。

近藤 誠
波氣動慈響祓術宗家 喬友
なんば古流慈手技堂 院長
◆あなたの心身の辛い不調にサクッとピリオドを打つ唯一の場所です!
ーーーーーーーーーーーー
波氣動慈響道場 師範
◆公認 慈響調律復元師は、
身心/魂/美/氣の響きを調律復元する本物のオリジナル技術です。
◆ご家族の「辛いため息」にピリオドを打ち、笑顔と希望の光を灯す『大役』を、あなたが担いませんか?