わたくしの母の名前は、奈津子と申します。
母、玉枝と兄の良平と三人暮らしをしておりました。
奈津子の母玉枝は
今見ても美形と言われるような顔立ちの男に恋をし、
玉枝は良平を身ごもりました。
その後、あまり間を空けずに奈津子も身ごもりましたが、
とにかく、その顔の良い男は自分が望む前に、
次から次へと女の方の興味を惹くものでしたから、
家庭を持ったからといって
そうそう落ち着くものではございませんでした。
気の強かった玉枝は、その顔の良い男を捨てる事を決め、
以来、女手一つで良平と奈津子を育てたのです。
それから80を過ぎた今まで
一度も男というものに頼らずに生きてまいりました。
ちなみにその男の血は濃いもので
良平も奈津子も彼の面影を強く残す顔立ちなのです。
顔の良かった男と縁を切った後、
玉枝はレストランを経営することに致しました。
戦後でしたので、亜米利加人を相手に商才を発揮し
レストランは大繁盛。
玉枝は朝も昼も夜も働いておりました。
良平も奈津子もきっと寂しい思いをしたに違いありません。
しかし玉枝は子ども達を育てるため
働く事をやめるわけにはいかないのでした。
奈津子はとても優秀な子どもだったと聞きます。
成績優秀、スポーツ万能。
マーチングバンドのリーダーやバレー部の主将を努め
明るくて、白黒はっきりつけたい性格。
それに加え父親譲りの顔立ち。
玉枝の商売も繁盛している頃なので
身に着けるものも当時としては高価とされるもの。
学園のアイドルの定番といわれるような少女時代を送りました。
と同時に、そんな彼女の波瀾万丈の波はこの頃から始まります。
母、玉枝と兄の良平と三人暮らしをしておりました。
奈津子の母玉枝は
今見ても美形と言われるような顔立ちの男に恋をし、
玉枝は良平を身ごもりました。
その後、あまり間を空けずに奈津子も身ごもりましたが、
とにかく、その顔の良い男は自分が望む前に、
次から次へと女の方の興味を惹くものでしたから、
家庭を持ったからといって
そうそう落ち着くものではございませんでした。
気の強かった玉枝は、その顔の良い男を捨てる事を決め、
以来、女手一つで良平と奈津子を育てたのです。
それから80を過ぎた今まで
一度も男というものに頼らずに生きてまいりました。
ちなみにその男の血は濃いもので
良平も奈津子も彼の面影を強く残す顔立ちなのです。
顔の良かった男と縁を切った後、
玉枝はレストランを経営することに致しました。
戦後でしたので、亜米利加人を相手に商才を発揮し
レストランは大繁盛。
玉枝は朝も昼も夜も働いておりました。
良平も奈津子もきっと寂しい思いをしたに違いありません。
しかし玉枝は子ども達を育てるため
働く事をやめるわけにはいかないのでした。
奈津子はとても優秀な子どもだったと聞きます。
成績優秀、スポーツ万能。
マーチングバンドのリーダーやバレー部の主将を努め
明るくて、白黒はっきりつけたい性格。
それに加え父親譲りの顔立ち。
玉枝の商売も繁盛している頃なので
身に着けるものも当時としては高価とされるもの。
学園のアイドルの定番といわれるような少女時代を送りました。
と同時に、そんな彼女の波瀾万丈の波はこの頃から始まります。