そうそれは金曜の夜の事だった。
この日は朝から自転車を走らせて職場まで言った。片道一時間くらいだ。
その自転車の後輪がへこんでいるのだ。嫌な予感がした。
「駅前の交番で空気入れを借りよう」
そう思い立ち寄るも無人である。肝心な時に使えないのが彼らの特技であるから仕方ないとして、道を戻り交番ではなく警察署に出向く事にした。
快く空気入れを貸してくれた上に空気を入れてくれた。
気前がいい細目のおっちゃんである。
後輪に空気が入ったが、様子がおかしい。異変はすぐに起きた。
後輪がガタガタ言い出した。走りにくい。
」これはやばい」
だが自転車を置いては帰れない。
私は腹をくくり決意した。
「このまま帰ろう」
ただでさえ片道一時間と楽ではない道のりだが、後輪パンクの状態で帰ろうと決めた。
辛い道のりだった。
道路の普段はスルーできる小さな凹凸さえホイールが拾ってしまうのだ。
普段なら多少の衝撃の1cmもない道路の段差も死活問題である。
その段を極力無効にするため肩に力が入り、全身に力が入りっぱなしだ。
なにより一番辛かったのはタイヤだ。
空気の抜けたタイヤがついているため、車体が傾いたり重心が片寄ったりするだけでずれるのだ。
そんなタイヤとはいざ知らず歩道を走る自転車に白い目の歩行者たち。
その歩行者を避けるためにタイヤと車体と推進力に気を付けながらそーっと避けていった。
そんな自転車を走らせながら帰ること100分。やっと蒲田周辺についた。
百均で簡易空気入れを買い、騙し騙し走ろうかと思い空気を入れた。
間もなくして『パァン!!!』
夜中の蒲田に快音が鳴り響いた。
そうだ。タイヤがずれすぎてチューブを噛んでいたのだ。
そうなればもう諦めがつく。
フレームとタイヤの間が無くなったためか、心なしか扱いやすくなった。
そして帰宅した。
トータルタイム130分
二時間と十分である。
21:20に出たので、23:30についた。
酷な道のりだった。
フレームが拾う振動で腕とおしりは大ダメージ。
フレームはフレームで細かい傷がついてしまった。
そんな事よりその日は疲れたので寝るとする。
後日、土曜日に注文したチューブが届いた。
この期に前後とも、タイヤごと変えてやろうと思い変えてやった。
それが写真だ。
日記としてこれでいいのかわからないが、このくらいにしておく。最後まで読んでくれたあなたにありがとう。



