不思議なことだけれど、毎日ハゲた男性ばかり探している。人は注意が向くことに、視界も集中し、フォーカスしてしまうのね。以前は全く目に入らなかったハゲだけど、人ごみで、電車でハゲた人ばかりに注目するのだ。その理由は簡単、別れた恋人がハゲだったから。もうかなりのハゲっぷりで、前から後ろまですっかりつるつるで、サイドは短く刈っていたから、パッと見は、坊主だった。人って好きになったら、何でもよく見えちゃうね。

最初は彼が居ないかなという気持ちでいっぱいだったからかなあ。そのうち、これくらいのハゲだったころは、彼は何才くらいで、どんな思いで、薄れて行く自分の髪と向き合っていたのだろうとか、くよくよしたり、悪戦苦闘したりしてたんだろうなあとか、その頃はモテなかったのかなあとか、そんなん気にせずバリバリしてたのかなとか、考えるようになり、あらゆるハゲの状態を観察するようになった。ハゲた男性は、男性ホルモーンが多いと聞くけど、それは本当だね。今日はたまたま、ハゲたおじさんの胸元を見る機会があり、胸毛が生えた胸をみて、ちょっとドキドキする自分が恥ずかしかったなあ。