はい……?















私「え?今日バイトあるんか?あせる


コウ「ん~日曜日だからあるよ~」




私「引越しって前から決まってたんやから休んでくれんかったん?あせるあせるあせる


コウ「あ~~忘れてた~」










忘れてたっていうか休みにする気が全くなかった様子。












でも働いてもらってるのを無理になんで休みにしてくれなかったっていうのもおかしいんかな……。














初めてのアパートの夜は虎太郎と二人か。














しょうがないよね。
















二人で汗をかきながら荷物を片付けていった。














といってもほとんどコウくんの衣装ケースの中身を整理しなおしやけど……








「この服いらんな~ポイやな~」











「これももういらへんな~」













「こんな服もってたっけ?いらないな~」














ゴミ袋に大量の服をつめこんでいる。














服の



要る


要らない








なんて普通引越し前にやらないかね~














私には考えられん。
















結局コウくんの洋服の仕分けやらでかなり時間をとったけどこれだけでずいぶん片付いた。















ピンポーン!!!!

玄関からチャイムが鳴った。













あ!!!







私「お母さんたちが虎太郎を送ってきてくれたんや!!」















ガチャ。












玄関を開けると


お父さんとお母さんが虎太郎を抱いて連れてきてくれていた。









父「お~~片付けご苦労さん!!伊東~ひさしぶりやな~!!」

コウ「あ~…はい……。」

母「疲れたでしょ?お疲れさま。伊東くん今日は夜勤ないんでしょ?」

コウ「いや………」

母「あるの…??そっか…お疲れさまやね…」

お母さんの顔が曇った。
私「お父さんお母さん!虎太郎の面倒ありがとねあせる助かったよあせるまた後日挨拶にいくから…」
両親の表情は暗かった。

コウくんがまともに挨拶しないからだとすぐにわかった