今までありがと。猫のちいたん。 | なないろのゆめ

今までありがと。猫のちいたん。

隣の義両親の家族の一員だった

猫のちいたん。

2月2日 17時10分に お空へ旅立ちました。


9歳と約半年。

アメショに間違われるような可愛い模様の

女の子にゃんこちゃんでした。



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私が結婚して少ししてから

隣の家にやってきたちびちゃんは

義母たちに甘やかされて(笑)

甘噛みできない元気なコで

構って構ってーってよく遊んであげたなあ

軍手必須で…(^▽^;)

物置のなかのネズミを獲るのはプロ並みで

いつも走り回ってて

抱っこは嫌いなくせに

ダミ声でよく構ってーってアピってたり


2歳くらいの時に、事故で下半身不随になって

お医者さんにはもう治らないから

安楽死も、と言われ 義父は かわいそうだけど

自分で動けないなら、ってその道を選ぼうとしてた。

でも、旦那さんと一緒に、

手術して、精一杯、過ごさせてあげてって

カンパってほどではなかったけど

ちいたんには 頑張ってもらいたかった

そしたら

それからこんなに、7年も一緒にいてくれた、とっても良い子。


下半身はうごかなくても

前足で動きまわって、庭や田んぼの中を

皆で探し回ったことも何度もあったし(笑)


義母さんと義妹にしか抱っこさせないものだから

義父さんが水をあげた時に

「シャーッ!!」って怒って

「いでーーー!!!」って声とともに飛び上がった義父の

太腿に、ぐっさり爪を食い込ませてぶら下がってた ちいたんが

今でもありありと浮かび上がります( ̄▽+ ̄*)



7歳くらいになってからは 

急激におばあちゃんになって

日向ぼっこしていることが増えたけれど


血流が悪いせいか、真夏の昼間以外は

背中に湯たんぽ当てて、

よく血尿なんかも出てたし

床ずれみたいにお尻は真っ赤。


トイレにも行けないから

毎日毎日、義母はシャワーをして

ドライヤーでかわかしてあげて

あったかくして

猫の排泄はとても臭うのに

おうちのなかは全然くさくないくらい 

ケアしてあげてた。




先週の金曜日に、ご飯食べなくなったって聞いて

病院の薬も、水分ももどしちゃうようになったって

義母さんはそれから毎日ずっとできるだけ

一緒にいてあげてた。

私はまだ生きてるなら、病院で点滴でも注射でもって

思ったけれど

義母さんは「苦しんでないなら、このまま家で」って

もうずっと、痛くなく死ねたらいいって思ってたからって


義母さんも、穏やかに

「朝からずっと寝てて、そのまま逝ったよ」

と、夕方伝えてもらいました。


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月曜日にとった写真。


皆にお別れを言うみたいに、

皆にはじめて、撫でさせてくれたのです。

私もはじめて(笑)

ユメももう、嬉しかったねーよかったね。

なでなでできて。


カナは反対に、毎日おばあちゃん家でちいたんを

見ていたのに

この眠りが寂しいものってわかっているみたいに

私達がちいたんの話をしていると

よってきませんでした。

今日もちいたんが死んだよって おじいちゃんに言われて

「ほんとに?」って聞いた後。

無言でした。

カナなりに、きっと色んな思いがあるんだよね。




ひとつの命が遠くにいってしまって

寂しいけれど

そのぶん、私たちは しぐれとしらすを

可愛がってあげたいなと思う。


で、できたら最期に一緒にいてあげられたら

それは一番の幸せ。



ちいたん 今まで カナとユメと一緒にいてくれて

ありがとう。

ほんとに、ありがとね。