四国旅2日目続き
青々と茂った葉で覆われた畑を横目に細い路地を抜け、田んぼ道を抜け、天空の鳥居とも呼ばれる高屋神社へ。



やっと夏なんだな。


…まさかあれじゃないよね?
願いのような疑心。
ようやく下宮に到着。
いざ登り始めると初っ端からスーパーハードな急斜面。壁登ってるみたい。
垂直な崖を登るヤギ、シロイワヤギが頭に浮かんだ。
彼らに弟子入りしておくべきだった。
いつかあの神々しい姿を実際にお目にかかりたいものだ。

坂道が50m位あって先に休憩できる平地、反対側に切り替えしてまた坂道を登る。これをひたすら繰り返す。
肩で息しながら、歩を進める。
千日回峰行を行う修行僧にとってはこんなのまさに朝飯前だろうなと、あの白装束を思い浮かべた。
黙々と歩き続けると坂道の雰囲気が変わってきた。
石段が現れ、道が整ってきた。
希望が見え始めて足取りが軽くなったのも数分。
最後の試練のような階段が上までずっと続いていた。


ここまで来たらとことん登ってやろうじゃないか。
無理やり足を持ち上げて階段を一歩一歩踏みしめる。
あと少しで頂上。
…振り返りたい、後ろ絶対綺麗じゃん。
そんな気持ちをぐっと堪えて遂に頂上へ。

最後の段を登り切って振り向くと海と街を一望できた。達成感も相まって感動。
1時間もかからない道のりではあったけど、体力的にはけっこうハードだった。
東屋で1時間程休憩。
クールダウンも済んだので下山。
行き帰りどちらも景色が綺麗。
30分くらいで呆気ないくらい楽に下りてきた。
まだ日が落ちないので何となく近くの神社へ。
ここでとても不思議な出来事があった。
次へ。


