正月も二日になると、
開店する店も多くなって人ごみもよみがえってくる。
福袋やバーゲンや・・・
私にはそんなこと関係ない。
街をうろうろとうろついていると
出会い頭にカップルと鉢合わせした。
「おおっと」
「あーら。かわいい娘ねぇ」
吐く息が酒臭かった。
二人をさけて立ち去ろうとした私に、
「・・・ちょっと、ちょっとつきあってよー」
女の方が私の腕をつかんだ。
「ね?一緒にご飯でも食べに行こう~」
女は男のほうを見て、何か目配せをしているようだった。
それを知りながら私は、二人についていった。
居酒屋に連れて行かれて、
料理や酒を呑まされた。
酔いが身体中を巡って、
判断力を低下させる。
いや、もともと私に物事を選択する余地などないのだけど・・・
二人に支えられて居酒屋を出てからは
ふわふわとした記憶が途切れ途切れ。
気がつくと、
ベッドにあおむけに寝ていた。
天井が見える。
「ちょっと呑みすぎたか?」
「大丈夫よねーこれからお楽しみなんだもん」
二人が覗き込んでくる。
カラダをおこしてベッドに腰掛けると、
両サイドに男女が座った。
そして、二人がかりでゆっくりとふくを脱がされていく。
「あぁ。かわいいおっぱい」
そういいながら、女は私の乳首を吸った。
軽くのけぞる。
男は私を裸にした後、自らも衣服を脱いでいた。
夢中で私の乳首を吸う女の背後に回ると、
いきり立ったモノをぐっ、と突きたてた。
「あああん。感じるぅ・・・」
潤んだ目で女は私を横たわらせ、私のアソコに舌を這わせた。
「・・・くっ・・・・」
たまらず、唸ってしまう。
女は私のクリトリスを舌で弄びながら、
濡れたアソコに指を入れてきた。
男は変わらず女を突き続けて、
その振動は私にも伝わってきた。
ホテルの部屋に二人の女の濡れた音が響く。
「あああっ。もう、もうイクぅ~」
大きく叫んだかと思うと、のけぞり、びくびくっと痙攣したあと・・・
女はベッドに顔をうずめた。
「さいこーだったわよん。また、どこかで逢いましょう」
そう、別れ際に女が言った。
まだまだ街は寒くなりそうだった。
つづく・・・