- 恋する理由 私の好きなパリジェンヌの生き方/滝川 クリステル
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この本の中で、とても印象的だった言葉を抜粋します。
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・人目を気にしない
フランス女性たちは、まわりの人たちや世間が自分に対してどう思うかは、あまり関係ないことと、とらえています。
自分自身の価値観で人生を選び取っていく感覚を確かに持っているのです。
・人生は自分でオーガナイズする
仕事や結婚、出産、育児など、自分で選び取った人生は自分で設計し、構築する。
だからこそ、自分だけの「喜び」や「幸せ」が出来上がっていく
人生とは、他の誰でもなく、自分自身でつくっていくものであるという意識です。
結婚する、しない。子供を持つ、持たない。仕事を続けるか辞めるか。
どう生きるかは、すべて自分次第。
だからこそ、その選択や決断に、他人はとやかくいうべきではないし、
むしろ、その人が選び取った生き方を誰もが尊重するのだと思うのです。
・自由であること
「自由」とは、今までの風習やまわりのやり方に倣うのではなくて、
つねに自分の考えで、自分のために判断し、自分で行動するというあり方。
この言葉の裏に、自己責任がともなうことも自覚していて、それが自立した生き方だと思うのです。
恋愛や結婚に対しても「自由」。だから理想的なパートナーを見つけるのも
それぞれの価値観で、それぞれのペースで。だから心地よく生きることが出来るのだと思います。
フランス人には、ルールにとらわれない生き方=「人生は楽しむもの」という
意識が強くあるのだと思うのです。
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前のブログに書いた「たたかわない生き方」 に繋がってくるんだけれど…
フランス人みたいになれ、というわけではなく、私のDNAは日本人なので、
日本人のご先祖さまを大切にする習慣は、今でも血の中に流れています。
「今」ここにいる私が生きているのも、父と母がいて、
お祖父さんお祖母さんがいて、ひいお祖父さん、お祖母さん…と
時々お墓参りに行った時は、遠いご先祖さまのことを思いはせています。
そして、時代とともに“悲しみ”と共にあった女性の想いも同時に思いをはせています。だからこそ、時代が変わるにつれ、女性の生き方も変化していくものだと感じています。
私ね…思うんだけど、「枠」「形」の中での「しあわせ」を見ようとすると、
息苦しくなり、こんなはずじゃなかった…って、今、感じている人たちがたくさんいるはずだと思うの。
「結婚」すれば幸せになれると思って結婚した。
でも、現実はそうじゃなかった。
「彼氏」が出来れば幸せになれると思って彼氏を見つけた。
でも、現実はそうじゃなかった。
それはもしかしたら、雑誌の情報通りに“思い込んで”いたからではないのかしら…
パートナー、家族って、男と女2人の愛で築き上げるもの…
そこに“真(まこと)の愛”があるかどうか…。
自分が“楽(ラク)”になりたいからするものじゃなくって…
周りがそうだから“自分も”っていうんじゃなくって…
周りにすすめられたからっていうんじゃなくって…
相手を愛し、尊重し、慈しんでいるから、一緒にいるだけのこと。
そんな愛せる相手を見つけることが出来るのは、
自分で“自分”の事を知っていて、自分を大切に愛しているから…
自分を本当に愛していれば、どんな事があっても、自分で自分の価値観で「自由」に自分の“道”を選びとれる事ができるんですよね…
また、男性でもフランスならではの育て方があって、
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フランスでは男女ともに、生まれたときから性差をきちんと意識したしつけがなされます。
男の子は男の子らしく、女の子は女の子らしく、と徹底的に教え込まれるのです。
~中略~
日本の家庭は、夫は大黒柱的な存在であり外で働き、女性は家庭を守ることが
一般的とされてきましたが、フランスの男性が女性を守るということは、
女性の生き方を尊重することであり、女性が自由でいることは、お互い
気持ちよく生きることにつながるからなのです。
★
男性が女性に対する態度も、小さい頃から父や母がしてきている愛し方を見てきているから
そうやって、男の子は、女性を大切にすること、女性に対する愛を学ぶんですね。
そういう“愛”をフランス人たちは知っているから、いつまでもずっとパートナーを愛し続けられます。
また、日本人女性ならではの、『男を立てる』という謙虚さも持ち合わせていれば、
さらに愛が深まり、男性は女性をもっと幸せにするために力を得て
それを発揮することが出来るんだと思います…
「恋する理由」に、『フランス女性の生き方と、日本女性が本来持っている謙虚さや繊細さを
大切に育んでいけば、よりたくさんの女性が生きやすい方向に社会が変わっていく』と
書いてありますが、私もまったく同感だと感じています♪