二回目の月命日が過ぎた・・・

私は、淡々と暮らしている。
大学時代は東京に行っていた息子が、思いがけず地元配属になり帰ってきたのでまたしばらく同居生活だ。
息子はいろんな部分で大人になり、私を思いやってくれる。

街は桜の季節。
毎年、娘と桜を見た。
母が生きているときは、母を連れて行った。
桜は、思い出の季節ということになる。
桜を見たい気もするし、見たくないような気もするし・・・
そんな気分で迎えたこの季節だ。

今年は、息子が花見の相手をしてくれた。
わんこを連れて、桜を見に行った。

京都に住む友人からのお誘いで、琵琶湖疏水の船に乗り桜を愛でに行った。
美味しいものを食べ、おしゃべりをした。
また別の京都の友人とも数年ぶりに再会し、笑って時間を過ごした。

良い人たちに恵まれてありがたいことだと改めて感じて、感謝の気持ちがいっぱいになった。

二度目の月命日が過ぎた。
お供えに・・・とお花や花見弁当などをいただき、まだまだ娘の仏壇のまわりは華やかにしていられる。
そうやってしてもらえる様々なことは、もちろん娘への弔いのお気持ちなんだろうけど。
それらは、私の心の穴を埋めてくれているものだと思った。

けれど、心に空いた穴が埋まるには果てしもなく時間がかかりそうだ。

ただただ・・・惰性で暮らしているだけの日々です。