離婚をして後悔したことありますか…

よく聞かれるが、たったの1度もありません

むしろ、離婚して本当によかったと思ってます

大変なことも多いけど、今の方が生き甲斐を感じる

 

 

「誰かに必要とされている」これが私の頑張れる活力になり

人生の中で、離婚してからが一番充実しているかもしれない

 

 

 

ただ、1つだけ心残りがある

 

 

離婚から数年後

私の父が急な病で呆気なく亡くなってしまったこと

 

 

離婚当時、父は定年退職を迎え

これから第二の人生が始まるってタイミングだった

そんなタイミングで娘の離婚

 

 

そんな父は5歳と2歳の孫に対して、

「父親代わり」を務めようとしてくれていた

休みの度に声をかけてくれ連れ出してくれた

 

 

普段外食に行かない私に代わり、おいしい外食に連れてってくれ

釣りも教えてくれた

山菜採りも教えてくれた

キャンプの楽しさも教えてくれた

スキーも教えてくれた

自転車に乗れるようになったのもじーじのお陰

キャッチボールもしてくれた

卓球も教えてくれた

公園へ行くのはいつだってじーじの係だった

 

 

時には孫を本気で叱ってくれ、

怒られた子供達の逃げ場に私がなれるよういつも配慮してくれ

嫌われ役を買って出てくれていた

 

 

いつも自分のことより人のために動くような人で

病気になってからも、

残していく人のことを想い「申し訳ない」と言っていた

 

 

でも、「申し訳ない」のはこっちだと思った

 

 

自分の離婚が原因で、周りの人の人生まで変えてしまった

それは子供だけでなく両親までもそうだったと気付いた

 

 

昔から迷惑ばかりかけてきて

ちゃんとした親孝行もできないまま

最後の最後まで心配をかけ、逝ってしまった

 

 

亡くなる少し前に孫にあてて手紙を書いてくれた

まだ幼く、死について理解できないと思ったのだろうか

その手紙は大人になった孫に向けて書いてある内容で

まだ子供達にはみせてはいないが

その内容もまた、愛に溢れている

 

 

もし私が離婚さえしていなかったら、

ここまで心配をかけずに済んだのだろうか

母と2人、第二の人生をもっと謳歌できたのではないだろうかと悔やむ

 

 

最期に残してくれた言葉がある

「子育てはこれからもっともっと大変になる。

むしろ、これからの方が大変だ。

みんなを巻き込んで子育てしなさい

自分1人でがんばろうと思わないこと

お前ならきっと大丈夫

自分を信じてがんばりなさい」

 

 

お父さん、もうひと踏ん張りがんばります!!