慢性病論 | 丁寧な触診ではりとお灸をする鍼灸師奈々

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治ると言うことに疑問を持ちホメオパスふみえ師匠に出会い学び自分なりの答えを持つようになりました。
思春期男子を子育て中です。日々反省と躍進してます。

雪の結晶鍼灸師奈々雪の結晶

〜ホメオパシーとシュタイナーを学ぶ〜

 

 

 

 

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今日先週の復習をしますね〜sao☆

 

 

 

 

先々週まではやじるしこちら

 

 

 

 

先週の復習はここからですよ〜↑

 

 

 

2017年11月28日

 

 

その後なら次のように期待してよい。すなわち、医師は、特有な症状に基づき、一つか二つ以上のレメディーを見つけ出す。ただしそのレメディーは、根本の病気全体にホメオパシーの意味で該当するものがなければならない。そうすれば医師は、見つけたレメディーを通じて、全範囲における重疾患を、治癒力の働きで取り除き、消し去ることができるであろう。

 だが、私から見て明らかにこうした根源的な病気には、その上さらに慢性マヤズムの自然本性が認められるにちがいない。ということである。なぜなら、そうした病気がある程度進行し発症してしまうと、もはや頑丈な体質の人の体力であってもその病気を取り去ることができず、どんなに健康的な食養生を実践しても決して取り除くことができないからである。要するに、おのずから消えることはないのである。それどころか、毎年、もっと重い別の症状(1)に移行し、ますます悪化する。そして最後には命も尽きる。慢性マヤズムの病気はどれもそのとおりだ。性病の下疳は、特効薬である水銀を使っても内部からは治療されず、梅毒へと移行する。これはおのずから消滅することはない。むしろ(生活の仕方がどれほどすばらしくても体質がどんなに頑強であっても)、病気は年ごとに悪化し、もっと重い新しい症状を発症させ、最後には命も尽きてしまう。

 

(1)もっと重い別の症状に移行するのは珍しくない。例えば、肺結核から精神錯乱へ、乾燥した腫瘍から水腫または脳卒中へ、間欠熱から喘息へ、下腹部の疾患から関節痛または麻痺へ、四肢のひきつるような痛みから出血へ、など。したがって、新しく現れた病気も同じく、現存の根源的な病気に根ざしているにちがいなく、はるかに大きな全体の中の一部が出てきたにすぎない。このことを理解するのは難しくはない。

 

 

 今までずっと私は、そのような(性病以外は)慢性病の患者を調査し観察しながら、はじめからすでに次のことに気づいていた。すなわち、これまでプルービングされたレメディーを使い、ホメオパシーの方法に沿って治療してきたさまざまな症例において、治療の妨げとなった要因は、ほとんどの場合、以前に発症したことのある疥癬の発疹以外には全くあり得ないように思われた。疥癬の発疹については、患者から打ち明けられてわかったことも稀ではない。通常、その後に生じたすべての症状は、まさにその時期をさかのぼる。似たような慢性病の患者であっても、そのような病気に感染したことを打ち明けてくれないこともある。もっと多い事例を挙げるなら、そういうことを気にかけないからであろうが、感染の事実に気づいていなかったこともあれば、少しも覚えていないこともあった。それでもなお、慎重に追跡の調査を進めると、概して次のことが明らかにされた。すなわち、この種の病気にかつて感染したことを示す紛れも無い証拠として、かすかな痕跡(個々の疥癬の水疱、苔癬など)が、たとえ稀ではあっても、ときおり患者たちに認められたのである。

 こうした事態を次の事実と結び付けてみよう。すなわち、医師たちの無数にも及ぶ観察(1)や、珍しくはない私自身の経験が教えるところによると、疥癬の発疹が劣悪な治療によって抑え込まれたり、あるいはその他、何らかの出来事によって皮膚から消えたりした場合、その後、他の点で健康な人であっても、同じ症状や似た症状を伴って慢性病が明らかに生じた。こうしたことから私にはもはや、内なる敵の存在について何らかの疑念も残っていなかった。私が治療している時にかかわっていたのは、まさにこの内なる敵だったのである。

 

 

(1)最近でもとくにアウンテンリートによって観察されている。

 

 

 

 この根源的な病気は非常に多くの病気を生み出し、一般にはソーラの名で呼ばれている(ほれは皮膚の湿疹を伴うこともあれば伴わないこともある内的な疥癬の病気である。)私は、この病気に対してよりいっそう効くレメディーを少しずつ見つけていったのである。これらのレメディーを類似の慢性病に使うと、患者がその病気に感染していた証拠を示すことができなくても、その後も治療を続けることによって私には次のことがわかってきた。その後も治療を続けることによって私には次のことがわかってきた。すなわち、患者がこの種の病気に感染していたことを覚えていなくても、この患者の病気の由来は、おそらく幼年期にすでに感染していたソーラであるか、そうでなければ感染したことを忘れてしまっているソーラであるにちがいない、ということである。両親や高齢の親戚の人たちにより慎重に追跡の調査を行うと、かなりの頻度でその証拠が見つかった。

 

 

 

 

「慢性病論」第二版ホメオパシー出版

 

 

 

 

 

では明日の火曜日

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