本日の読書感想文



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八月の御所グラウンド

万城目学


あらすじ


死んだはずの名投手とのプレーボール

戦争に断ち切られた青春

京都が生んだ、やさしい奇跡


女子全国高校駅伝――都大路にピンチランナーとして挑む、絶望的に方向音痴な女子高校生。

謎の草野球大会――借金のカタに、早朝の御所G(グラウンド)でたまひで杯に参加する羽目になった大学生。


京都で起きる、幻のような出会いが生んだドラマとは--


今度のマキメは、じんわり優しく、少し切ない

青春の、愛しく、ほろ苦い味わいを綴る感動作2篇



グッときたポイント 


初期の万城目ワールドの懐かしさを感じさせる二編、一編目は、十二月の高校女子駅伝の選手が見た走る新撰組メンバーの話。短い話なのでなぜ新撰組が現れたのか、等整合性に欠ける。二編目は、戦争によって夢を絶たれた若者達の想いと今を生きる私達の平凡が幸せだと噛み締められる。野球を通して描かれるその想いに泣いた。。どちらも京都でならあり得るかも、というファンタジックな万城目ワールドでした。



こんな人におすすめ 

直木賞受賞作品なのでまずは話題性は💯

万城目先生の作品は映画化も視野に入れやすいと

思うのでその点でも読んで損はなし。

個人的には【ヒトコブラクダ層ゼット】みたいなぶっ飛んだ万城目ワールドが大好物なのですが今回の方が

万人受けはしそう?


 

 

ヒトコブラクダ層ぜっと