プログラミングスクールは、卒業後の就職や転職をサポートしてくれるところが多くなっています。
「ITエンジニアとして活躍したい」「フリーランスになりたい」といったように、プログラミングスクールに通う人は将来に向けて明確な目標を持っているため、転職支援が充実したスクールを選ぶ人が多いです。
しかし、エンジニアとして転職することは決して簡単ではありません。
中には、卒業後に転職できるか不安を抱いている人もいるでしょう。
そこで今回は、プログラミングスクール卒業後の転職が本当にできるのか、成功者の共通点や転職を成功させるためのポイントなどをご紹介します。
■プログラミングスクール卒業後の転職は可能
結論から言うと、プログラミングスクール卒業後に転職することは可能です。
近年は、AIやIoTなどの最新技術の普及や多様な場面でITが活用されるようになり、IT人材の需要は多くの産業で拡大しています。
従来であればITとは縁がないと言われてきた農業や漁業といった分野でもITツールを導入するケースが多くなっており、ITエンジニアが不足しているのが実態です。
案件の量よりもエンジニアの数の方が少ないため、未経験であっても採用される可能性が高くなっているのです。
もちろん、ITエンジニアとして転職することは簡単ではありません。
しかし、実際にプログラミングスクールに通った卒業生の中には、優良企業や自社開発企業などの転職に成功した人もたくさんいます。
いくつかのプログラミングスクールの卒業後の転職先をご紹介しましょう。
【SAMURAI ENGNNER】
◎ヤフー株式会社
◎チームラボ株式会社
◎株式会社じげん
◎株式会社スピードリンクジャパン
◎株式会社CaSy
【TECH I.S.】
◎株式会社ACA
◎株式会社ネットオン
◎株式会社メディロム
◎株式会社Skyward
◎カラビナテクノロジー株式会社
【TECH CAMP】
◎チームラボ株式会社
◎株式会社U-NEXT
◎株式会社AFGテクノロジー
◎株式会社Mobility Technologies
◎株式会社データX
【RUNTEQ】
◎チームラボ株式会社
◎ツクリンク株式会社
◎株式会社SARAH
◎株式会社iCARE
◎株式会社TRIVE GROUP
上記はあくまでも一部であり、他にも優良企業・自社開発企業への転職に成功したケースはたくさんあります。
プログラミングスクール通ったからといって、必ずしもこうした優良企業や自社開発企業へ転職できるとは限りませんが、努力をすれば転職できる可能性は十分にあります。
以下でもご紹介しますが、大切なのは適切な準備と戦略を立てた行動をすることです。
■【注意】実務経験者の方が転職には有利
先にも述べたように、プログラミングスクール卒業後の転職は可能です。
しかし、エンジニアの実務経験者不足という実態もあり、未経験者よりも実務経験者の方が優遇されがちであることも事実です。
プログラミングスクールを卒業した人は、プログラミングの知識やスキルはあっても、現場での経験や実績はありません。
多くのIT企業は、自社でエンジニアを確保して内製化させるべく事業活動を行っているため、実務経験者の方が有利になるのです。
最近は、未経験者を採用して自社で教育する方針に切り替えるIT企業も増えてきています。
これは、エンジニア経験者の人数が少なく、採用が難しいことが要因です。
それでも、実務経験のなさで転職に不利になってしまう可能性は捨てきれません。
プログラミングスクールで学ぶだけでは、実際の現場でクライアントの要望に従って開発・修正を行うといった一連の工程を経験することはなかなかできないからです。
実務経験を積むには、現場に近い環境で学習できるプログラミングスクールに通ったり、インターンシップやアルバイトなどを並行したりする方法があります。
転職支援が充実しているスクールを選ぶのも方法のひとつです。
やみくもにプログラミングスクールを選ぶのではなく、自分の目標に適したプログラミングスクールを比較して選ぶことが大切です。

■卒業後に転職成功した人の共通点
プログラミングスクールを活用して転職を成功させるために、転職成功者の共通点を知っておきましょう。
転職に成功した人の共通点は、以下の3つです。
◎実務経験や実績を積んだ
◎オリジナリティの高いポートフォリオを充実させた
◎積極的に転職活動を行った
それぞれ詳しく解説していきます。
・実務経験や実績を積んだ
ITエンジニアとして活躍するなら、実務経験や実績がある方が転職には有利になります。
IT業界は人材不足のため、即戦力となる人材を求める傾向にあるからです。
そのため、プログラミングスクール受講生の中には、受講中に実務経験や実績を積んでいる人もたくさんいます。
例えば、エンジニアのインターンシップやアルバイトに参加したり、クラウドソーシングやスキルマーケットを活用したりして小規模案件に挑戦して開発・修正の経験を積む方法があります。
プログラミングスクールの中には、チームを組んで現場に近い環境でアプリ開発を行うケースもあります。
また、現役のエンジニアである講師が現場の実践的なスキルを指導してくれるところも少なくありません。
プログラミングスクールに通いながら、学習と並行してアウトプットできる機会を自分で作ることは、実務経験に近い経験や実績を積むために非常に重要です。
・オリジナリティの高いポートフォリオを充実させた
転職に成功した人は、オリジナリティの高いポートフォリオを充実させているケースが多いです。
プログラミングスクールの学べるカリキュラム通りのポートフォリオではなく、自分なりに機能を追加したり工夫を加えたりした独自のポートフォリオを準備するのです。
オリジナルのWebアプリを2~3個準備してGitHubで公開したり、実際のユーザーを想定した地域の飲食店検索アプリや健康管理ツールなど、実用的なアプリ開発を行ったりすることは、ライバルとの差別化につながります。
たとえプログラミングスクールの学習で学んだポートフォリオであっても、ポイントやデザインなど、オリジナリティを感じられる要素を盛り込むことが大切です。
オリジナリティのある質の高いポートフォリオを充実させることができれば、面接でも技術力や企画力をアピールしやすくなるでしょう。
・積極的に転職活動を行った
転職に成功した人は、ほとんどの人がプログラミングスクールを卒業する前から積極的に転職活動をしている傾向にあります。
遅くとも卒業する2~3ヶ月前には企業研究をスタートし、1ヶ月前には書類作成を終えて対策する人が多いです。
プログラミングスクールでは、転職支援が充実しているところもあります。
転職支援が充実しているところなら、転職のためのリスキリングに特化しています。
リスキリングとは、転職するために必要なスキルを習得することです。
キャリア相談はもちろん、履歴書や職務経歴書といった書類添削、模擬面接などを行っているところなら、転職エージェントと連携していることが多いため、転職活動もスムーズに進められるでしょう。
転職保証が付いているスクールでは、受講修了後に内定が出なかった場合に受講料を返金してくれます。
■プログラミングスクール卒業後の転職を成功させるためのポイント
転職を成功させるためには、プログラミングスクールに通う上で心がけなければならないことがいくつかあります。
ここでは、卒業後に転職を成功させるポイントをご紹介します。
・自発的に行動する
受け身で自発的に行動できない人は、プログラミングスクールで転職支援を受けたとしても希望する企業への転職は難しいでしょう。
どんなに手厚いサポートをしてくれても、自発的な行動ができなければ志望企業を選んだり採用試験を受けたりしても失敗してしまう可能性があります。
そもそも、受け身のまま学習すれば必要なプログラミング知識やスキルの習得にも時間がかかってしまうかもしれません。
プログラミングスクールは、受講さえすれば自分に合った求人を紹介してくれるわけではありません。
積極的に行動しなければ疑問や不安を解消することはできないと理解し、明確な目標を持って集中的に知識やスキルを身に着けられるようにしましょう。
・アウトプットの時間を持つ
プログラミングスクールには、3ヶ月未満の短期コースと半年以上の長期コースがあります。
プログラミングは、長くじっくり学習した人の方が、転職成功率が高い傾向にあります。
1日あたりの学習時間の差が大きければ大きいほど、ポートフォリオの充実度や技術力に差が生じるからです。
転職に成功した人の多くは、オリジナリティの高いポートフォリオを充実させています。
ポートフォリオの質を高めるためには、アウトプットの時間をしっかりと持つことが大切です。
学習した内容をブログにまとめるのも良いですし、Qiitaに投稿するのも良いでしょう。
ただプログラミングの知識やスキルを覚えるだけではなく、自分なりに応用しながらアウトプットしていくことで、転職活動時のアピールにつながります。
・転職エージェントを活用する
転職を目標にしているなら、プログラミングスクールに通う前でも受講中でも、転職エージェントを積極的に活用しましょう。
転職エージェントに登録して自分の市場価値を正確に把握すれば、どのような企業から内定をもらえる可能性があるのか、具体的な意見やアドバイスをもらえます。
また、IT業界に特化した転職エージェントであれば、未経験でも応募できる求人も豊富で、書類添削や面接対策などのサポートも充実しています。
IT業界の知識も深く、現場で必要となる実践的なスキルに関する情報も得られる可能性が高いです。
プログラミングスクールによっては転職サポートが充実しているところも多いですが、転職エージェントと並行して活動することで、より多くの選択肢が得られるでしょう。
・業界動向を把握して学習を継続する
プログラミングは、学習の継続が非常に重要です。
プログラミングの知識やスキルを習得するにはまとまった時間が必要になりますが、技術革新が速い業界のため、過去に学んだことが古い情報になってしまうケースが多々あります。
一度学んだ内容をアウトプットしながら、学習を習慣化してメンターに相談したり仲間と交流したりして、情報収集をして業界動向を把握するようにしましょう。
最新の技術やトレンドに関する意識が高ければ高いほど、企業側にも業界の変化に敏感だとポジティブな印象を与えることができます。
今回は、プログラミングスクール卒業後の転職が可能なのか、転職を成功させた人の共通点や転職するためのポイントなどをご紹介しました。
プログラミングスクールを卒業した人は、未経験であっても転職することが可能です。
しかし、実務経験者の方が有利になることが多いため、プログラミングスクールに通いながら実務経験や実績を積んだり、オリジナリティの高いポートフォリオを充実させたりといった努力が必要不可欠です。
ITの技術革新に伴い、エンジニアは人材不足が続いているとはいえ、転職は決して簡単なことではありません。
適切な準備と戦略を立て、着実にスキルを磨いていくようにしましょう。