お米の香ばしさとモチモチ食感に癒され、甘くしてもしょっぱく味付けしても美味しいお餅。
お正月以外でも、ふとした時に食べたくなりますよね。
個包装パックのお餅は電子レンジで簡単に調理でき、冷凍保存も可能。
ご飯が足りない時や小腹が空いた時など、何かと便利な食材です。
しかし、お餅を電子レンジでお好みの食感にするのは意外と難しく、加熱しすぎてドロドロに溶けたり、加熱ムラによって硬い部分が残ってしまったりすることもあります。
今回は電子レンジでお餅をベストな状態に調理する方法と、飽きずに食べられるお餅アレンジレシピもご紹介しましょう。
■ふっくら柔らか!お餅を電子レンジ調理するなら「水とラップ」が基本
まずはお餅を電子レンジ加熱する時の基本から。
耐熱皿にお餅を乗せ、お餅がかぶるくらいの水を注いだらふんわりとラップをしましょう。
水が少ないと加熱ムラになりやすく、水が多すぎるとお皿からあふれてしまうことがあります。
加熱時間はお餅2個で500~600W2分30秒ほど、1分くらいで裏返してください。
両面均等に熱が加わり、どこを食べてもふっくら柔らかになりますよ。
ラップはぴっちり張らず、ふんわりとかけて程よく水蒸気を逃がしましょう。
お餅が多すぎると加熱ムラになりやすいため、たくさん食べたい場合は2個ずつ温めてください。
■つきたてのお餅、焼き餅っぽくするには?
先ほどご紹介した基本の調理法では、茹で餅のようなしっとりとした食感になります。
つきたてのお餅や焼いた香ばしいお餅に近い食感にしたい場合は、水の量を減らすのがおすすめです。
お餅全体をさっと水で濡らして耐熱皿やシリコンスチーマーに乗せ、ラップをせずに加熱すると、つきたてのようななめらかな食感になります。
2個で500~600W1分ほど加熱しましょう。
焼き餅風にしたい場合は、表面の水分を飛ばしてカリッとした食感を作る電子レンジ専用プレートを使ってみてください。
焼き魚や鶏の照り焼き、ローストチキンなどが電子レンジで作れる調理器具です。
焼き餅のような食感と香ばしさにするには、調理前にお餅を常温に戻し、プレートに乗せたらフタをして加熱します。
こちらも途中で上下を返すことで、柔らかさが均一になるでしょう。
ワット数や加熱時間はプレートによって異なるので、詳しくは商品の解説を参考にしてみてください。
■お餅が大爆発!なぜ?
お餅を電子レンジで加熱する際、お餅が破裂して庫内に飛び散ってしまうこともあります。
加熱ワット数も加熱時間も目安通りにしたのに、どうして爆発してしまうのでしょうか。
主な原因は、お餅内部から発生した蒸気が逃げ場を失うことによるものです。
通常は熱が加わることでお餅の表面が柔らかくなっていき、水蒸気によってお餅が膨張します。
しかしお餅が硬すぎると表面が膨らまず、発生した水蒸気に耐えられなくなって爆発するのです。
お餅は熱を加えるだけでは水分が逃げる一方で、なかなか柔らかくなりません。
強い直火で焼いたお餅が硬いまま焦げていくように、水分が足りないとお餅は柔らかくならないのです。
電子レンジでお餅を加熱する場合は、必ず表面を濡らすようにしましょう。
焼き餅風にしたい時も、お餅全体を水にくぐらせます。
加熱ムラによって硬さが残る場合も長い時間連続して加熱することは避け、30~40秒ほどで一旦取り出し、様子を見ながら10秒ずつ追加加熱すると安全です。

■お餅がくっついて大変!後片付けを簡単にする方法
電子レンジでのお餅調理は手軽で便利ですが、お皿にぴったり張り付いて食べにくくなってしまうこともあります。
また、食べた後にベタベタが残り、水に浸してもなかなか取れない場合もあるでしょう。
お皿にお餅がくっつかないようにするには、お餅がかぶるくらいの水を入れて加熱するのがおすすめです。
水分を減らしてつきたてのお餅や焼き餅風にしたい場合は、耐熱皿の上にクッキングシートやラップを敷き、その上に濡らしたお餅を乗せてみてください。
お皿のベタつきを防いでくれるので、後片付けがラクになります。
■冷凍餅はどうやって調理するの?
お餅は冷凍することで、買ったばかりの美味しさをキープできます。
冷凍する場合は個包装から出し、1切れずつラップで包んで冷凍用保存袋に入れてください。
できるだけ空気を抜くと乾燥や冷凍焼けを防ぐことができ、凍ったまま調理可能です。
ただし冷凍状態のまま電子レンジ調理すると加熱ムラになりやすいため、自然解凍か解凍モードの電子レンジで30~40秒加熱してから調理すると良いでしょう。
鍋やお雑煮にするなら、凍ったままでも構いません。
凍ったお餅はかぶるくらいの水と一緒に耐熱皿に入れ、ふんわりとラップをかけてから500Wで2分、裏返して2分加熱してください。(2個)
■マズくなったお餅はどうすれば良い?
冷蔵庫や冷凍庫でお餅を保存しているうちに、白く乾燥してしまうことがあります。
ひび割れてしまったり、他の食材のニオイが移ってしまったりするケースもあるため、できるだけ早く食べ切りましょう。
お餅の食感や味が悪くなってしまった場合は、電子レンジよりも鍋で茹でる方法がおすすめです。
お餅に他の食材のニオイがする場合は、チーズやバター、海苔など香りの強い食材と一緒に食べると気にならなくなります。
ただしカビが生えている場合は食中毒の危険があるので、小さな黒ずみであっても絶対に食べないでください。
■定番?変わり種?お餅の人気アレンジレシピ
シンプルなお米の味わいが感じられるお餅は、和風でも洋風でも美味しく食べられます。
たくさん買って余っている方は、こんなアレンジをしてみてはいかがでしょうか。
・甘味アレンジ
お子様にも人気の食べ方といえば、きな粉もち。
砂糖や塩が入っていない素材のままのきな粉は、お好みの甘さに調節することができます。
塩を効かせて甘さを引き締めるほか、調味なしのきな粉に黒蜜をかけるのもおすすめです。
こしあん・粒あんをかけて食べるあんこもち(ぜんざい)、水分量が多くさらりとしたこしあんに浸して食べるおしるこも美味しいですね。
電子レンジで柔らかめに加熱したお餅をなめらかになるまで混ぜ、片栗粉をふったバットに取り出してあんこ・いちごを乗せて包めば、苺大福も簡単に作れます。
・おかずアレンジ
食べ応えのあるお餅は、組み合わせ次第でおかずにもなる便利な食材です。
豚肉やさつまいも、チンゲン菜などと一緒に食べやすい大きさに切ったお餅を炒め、甘辛いタレを絡めればヘルシーで満腹になれる主菜に。
お餅を揚げて、熱々のうちに明太マヨや大根おろし、納豆などをかけていただく揚げ出し風おかずもおすすめです。
チーズやバターなど洋風の食材とも相性が良く、グラタンのかさ増し食材やスープの具材として活用することもできます。
・食感アップの隠し味にも
余ったお餅は、ホットケーキミックスに加えてパンケーキ作りに利用するのもおすすめです。
お餅に含まれる粘り成分アミロペクチンは、加熱によってα化して強い弾力を生み出します。
また保水力に優れているため、ホットケーキミックスに含まれるベーキングパウダーに加えられることでふわふわ食感に。
生地全体がしっとりとして、冷めてもモチモチ感が持続します。
調理する際はお餅を細かくカットし、牛乳と一緒に電子レンジで加熱してなめらかになるまでよく混ぜてから使いましょう。
お餅は冷凍保存が可能ですが、美味しくいただくためにできるだけ早く食べ切りましょう。
いつもの料理にかさ増し食材として加えたり、お菓子づくりに利用したりするのもおすすめです。
お正月に買って余らせている方は、今回ご紹介したアレンジレシピを試してみてくださいね!