親の家の片付けはどう進めるのがいい?安全の確保と衛生面に気を付けて

 

大阪のご遺品整理・生前整理を行うナナフクです。

 

ブログをご覧いただきありがとうございます!

親が高齢になってくると家の片付けが億劫になりがちです。

 

そのうちに床や廊下にモノを置くようになると、自宅内での転倒の危険が出てきます。

 

親が元気なうちはそれでも何とか過ごせるかも知れませんが、自宅で介護サービスを受ける

必要性が出た時に支障が出てくる可能性も高まります。

 

介護ベッドを置きたくてもそのスペースがなくて困った、ヘルパーさんがサービスを提供したく

 

てもスペースがなくて困った、と言った話はよく耳にします。

もっと大変な例もあります。

 

自宅で倒れて救急車がきたのに担架が家の中まで入れなかった例も本当にある話なので

す。

 

では親の家の片付けを考えた時に、どのような事を念頭に置いて取り組めばよいのでしょう

か?

 

一番大切なのは「安全性」と「衛生面」です。

 

それから「本人が主体になって進める」ことも大事です。

 

高齢者の家を片付ける場合には、何をおいてもまず重視しなくてはならないのは「安全」で

す。

 

見た目の美しさや便利さや、収納がどうのこうのと言うのではなくて、本人が家の中で安全に

暮らせるのかどうかを考えながら進めていただきたいです。

 

 

 


 

 

安全に暮らせるのかどうかの基準は

 

①まっすぐに家の中を最短距離で歩けるのかどうか。

 

いつも過ごす部屋から食事の時にダイニングまでまっすぐに歩けるのかどうか?

 

トイレやお風呂までまっすぐに歩けるのかどうか?

 

何かモノが床に置いてあって避けて歩かなくてはならないのは良くないです。

 

何も避けなくてもさっさと歩ける状態にしなくてはなりません。

 

滅多に行かない場所とか、もう上がらなくなったのであれば2階も優先順位が低くなるので急がなくていいのですが、毎日過ごす部屋やよく使う場所は安全を重視して整えてあげましょ

う。

 

 

 

安全の次の基準は

 

②段差をなくす。

 

最も危険な階段にモノがあるのは本当によくないです。

 

ただでさえ危険な階段がより危険になります。

 

階段から転落した時の影響を考えたら、即刻モノは置かないようにして、もし手すりがないなら取り付けるとか、滑り防止の為に階段のステップに防止用テープを貼る等の安全面の強化

があれば更にいいと思います。

 

玄関の段差の上がり降りに危険を感じる場合は、ステップを置いたり、本人がつかまりやすい

場所に手すりを設置したりなどの工夫があれば安心でしょう。

 

カーペットやホットカーペットカバーや玄関マットやキッチンマットなどに足を引っ掛けて転倒されることも増えてきます。

 

ほんのわずかな段差に躓くようになるのです。

 

その危険性を感じるようであれば、思い切ってそれらを排除するのも安全面から考えて有効

だと思います。

 

 

 

それから

③高いところにモノを置かない。

 

高くて手が届かない場所にモノがあると、それを取ろうとして椅子に上がって取ろうとします、

危険です。

 

両手を上にあげて背伸びをして取ろうとします、もっと危険です。

 

バランスを崩して転倒する危険性があるからです。

 

そのような危険性を排除するには、高い場所にモノを置かないことが一番です。

 

押入れの上にある天袋も敢えて空にしておくと安心でしょう。

 

そこにあるから取ろうと思うのですが、高いところになかったら取ろうとはしませんから。

それ以外にも、高いタンスの上にモノがあったら、万が一大きな地震の時に落ちてきて危険で

すので、それもなくしておきましょう。

 

 

 


 

 

 

安全の次に大事になってくるのが「衛生面」です。

 

 

①食品が入っている冷蔵庫のチェックをしてみましょう

 

昔に家族が多い時代のままの大きさの冷蔵庫だと、ついモノを溜め込んでしまうので、食材

の管理のしやすさを考えて小さな冷蔵庫に買い替えるのも良策です。

 

 

②薬のチェック

 

毎日飲む薬は、すぐに手が届く場所に置いて、そうではない常備薬は別の場所にあることが

多いです。

 

使用期限が箱や容器に必ず書いていますが、高齢になると文字も見えにくくなります。

とっくに使用期限が切れたモノは処分しましょう。

 

残すモノや新しく買ったモノには本人が確認しやすい場所にはっきりと大きな文字で期限の表

示をしてあげましょう。

 

このように、高齢の親の家の片付けは「安全」と「衛生」を重視しながら、親に対して思いやりの気持ちを持って優しく声をかけていきましょう。

 

それからその家に住むのは親であって、家にあるモノは親のモノでもあります。

 

勝手に捨てたり、本人の理解を得ずにどんどん進めたりするのは絶対におススメしません。

 

多少時間がかかっても、親のペースに合せてされた方が結局はうまくいきますので。

 

 

 

親の家の片付けで、不用品の処分にお困りの時にはどうぞナナフクを思い出して下さい。

 

あなたやあなたのご家族様が安心して生活が出来るようにサポートさせていただきます。

 

どうぞお気軽にお問い合わせください。

 

 


 

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