一月も中旬となりましたが改めまして、新年あけましておめでとうございます。
2017年の幕開けは音楽と共にシンフォニーホールで素晴らしい仲間、暖かい観客の方々と一団となり、最高のスタートを切ることができました。
12月29日に音楽稽古と場当たり。
30日にオケ合わせ。
31日も19時までリハーサル、本番が22時~。
翌日1月1日の15時~。
という今まで経験したことのない過密なスケジュールだった為、かなり不安もありました。
そんな中、皆様の支えと、本番前でも常に明るいフランス人メンバーの精神力に助けられ、両日共集中して、無事終演することができました。
フランス人いると、怯んでいるのは私だけでは?と思うほど皆本番直前まで冗談を言い笑いいるのに関心させられます。それでいて本番になると人が変わったように集中し、皆良い演奏ができる切り替えの上手さ、これは国民性なのでしょうか・・?
いろいろ考えてナーバスになりすぎる自分がおかしく思えるほどです・・。
舞台の上にさらに舞台が設置され、巨大スクリーンが二つ、とても華やか。
ダンスもありました。
もうすぐ24時。舞台袖にて。
終演後皆と。
沢山の方が聴きに来てくださり、二日で2400人の方が来場されたとのことです。
フランスに行って9年、迷いも悩みも沢山あり、立ち止まることもありながらここまで演奏を続けてこれたこと、伝統ある素晴らしいホールでこの日を迎えられたことに感無量でした。
聴きに来てくれた大切な家族や恩師、友人に少しでも恩返しができていれば・・と思います。
支えて下さった全ての方々に心から感謝しております。
本年も精進していきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願い致します。
8月後半は、プーランクアカデミーというフランス歌曲の講習会に参加してきました。
このアカデミーはマスタークラスとは全く違い、研究会のようなもの。
フランス歌曲第一人者であるフランソワ、ルルー教授に始まり、世界的伴奏ピアニストが二人、テクニックヴォーカルの先生。ここまでは普通のマスタークラスにあることですが、特徴的なのは、詩の解釈の先生にそのアシスタント、発音強制のためのディクションの専門家、アレキサンダーテクニックの先生が2人いるということです。
公開マスタークラスが毎朝。午後はプログラムされた専門クラスを30分ごとに回り、2回のコンサートをこなし、さらに映画や講演会、さらにはスポンサーのお家に皆で招かれることもあり、毎日朝から晩まで詰まった、なかなかハードなもの。
ここ3年程、マスタークラスに参加することもなくレッスンとお仕事をこなす毎日でしたが、今年はしっかり歌曲を学びたい!と思いピアニストと参加してきました。
今までも歌曲はコンサート等でもちろん歌ってきましたが、やはりオペラのアリアを歌うことが多く、オーディション等で求められるのもオペラアリアや宗教曲だったので、歌曲のみに10日間全集中力を使うというのはとても興味があったし、何しろ未知の世界です。
2年程前からマスネの歌曲の研究をはじめ、新しい曲を発掘していくうえで歌曲の面白さを新発見。その中でいくら調べても分からない詩の解釈、曲の背景、疑問が沢山あり、日本人である私には途中で行き詰ることも多かったのです。
初日から3時間ほどのフランス語の語学論、無声音について等・・・の特別講義。こんなにも言ってることがわからないものか・・と自分の耳を疑いました・・。
が、翌日フランス人でも半分以上分からないから心配しなくてよいと言われホット一息・・。
つく間もなくスタート。
体力的、精神的にかなり疲れました。
頭がパンクしそうな疲労感、そして自分のできなさ、はがゆさ・・。
と同時に歌いこんだ曲への思いと音楽の喜び。
様々な感情にあふれる10日間でした。
そしてフランス語の音の響き、それらの深い意味が年月とともに少しづつ理解できるようになったことを幸せに思うのです。
アカデミー期間中のコンサート、一度はTours市内の教会にて、マスネとプーランクを歌い、
最終日はプーランクの家があった小さな町、Noisayの教会でらラロを演奏しました。
沢山情熱をかけた分、曲に対する思いも積み重なってゆき、そのときの感情で毎回違う演奏がでるのが面白いです。






















